キャンプと聞いてまず思い描く物としては、テント、焚き火、寝袋、ランタンなどを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
ただ、キャンプで最も重要なのは、いかにグッスリと快眠ができるかで、その際に大事になってくるのが寝床に敷くマットなんです。
キャンプでも自宅と同じく快眠しよう!
楽しいキャンプを過ごす為に一番最初に考えないといけないのはシッカリと睡眠を取れるかどうかです。
筆者もキャンプ初心者の時には睡眠が疎かになっていて、キャンプデビューのときに大失敗しました。
⇩大失敗した初キャンプの記事です⇩
いくら大自然の中で奇麗な景色を見たり、自然の開放感の中で美味しい食事をしたり、焚き火でマシュマロを焼いたり、奇麗な星空を眺めたりしても最後は眠りにつきます。
しかも、眠るのは不慣れなテントの中で寝袋を使って眠る訳ですが、初心者が自宅と同じように快適に眠るれるかは困難です。
キャンプでグッスリ眠れない理由とは!
では、何故初心者キャンパーだと快適に眠れないのでしょうか?
自宅に比べて物音が凄く聞こえる!
自宅での就寝時には静かな環境下で寝ている人が多いですが、屋外でのキャンプ場だと音が気になる事が多いです。
川の近くなら水の流れる音、海の近くなら波の音が聞こえ、起きているときは心地良いのですが、いざ眠ろうとすると雑音に感じたりします。
また、風が強くなるとテントがバタつく音、雨が降れば雨粒がテントに叩きつける音などの自然の音以外にも、他のキャンパーが騒ぐ声や、人の歩く音まであるので、初心者がグッスリ眠れる人はある意味凄いです。
自然の影響を受けやすく不安になる!
キャンプ歴10年以上の筆者でも気になる問題で、設営場所の傾斜、ペグ打ち、ガイロープのテンションなどシッカリしていても、急な天候の悪化からの強風や豪雨などは今でも心配になります。
過去にはゲリラ豪雨でテント内に浸水した経験があり、物音と連動する事なので耳栓すれば解決は出来ますが、何も聞こえないと逆に不安になるものです。
寝心地が悪く暑さ寒さの影響を受けやすい!
自宅でのベッドや布団と違い、寝る場所に地面の凸凹や、地面の傾斜があると眠りにくく背中が痛くなったり、寒い時期は冷気が地面から伝わってきます。
キャンプをする季節が夏だと暑かったり、冬は寒かったりしますので、気温などを事前に調べておくことが肝心です。
そして、上記で説明した音や天候不安も睡眠を妨げますが、問題は行き先を変えたり、天候を事前に調べたりで軽減したり対策はできます。
また、寝心地については改善が出来れば快眠出来る訳です。
テント環境を考えて寝心地を改善しよう!
ここで重要になるのはテント内の環境で、我が家では数種類のテントを季節によったり、使用人数で使い分けていますが、今回はその中でもスノーピーク「エントリーパックTT」 の付属テントであるヴォールトを例に考えていきましょう。
スノーピーク エントリーパックTT
OutdoorStyle サンデーマウンテン
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⇩スノーピーク エントリーパックTTのレビュー記事です⇩
シェルター(フライシート)とは!
まずは、寝るテント(インナーテント)の外側にフライシートがあり、この部分が雨や風から守ってくれ、シェルターとして中で寛ぐ事も出来ます。
中はこのようになっており、眠るテント(インナーテント)を吊り下げるタイプになっています。
もちろん、インナーテントの床は地面と接地しているので、床面が汚れたり傷ついたりするので保護するためにグランドシートを敷きます。
スノーピーク エントリーパック TT・ヴォールト用 マットシートセット
アウトドアショップベースキャンプ
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我が家はスノーピークのグランドシートとフロアマットの純正セット品を使っていますが、価格が高いので湿気雨水対策なら市販されているブルーシートで代用もできますよ。
⇩参考の記事です⇩
インナーテントとは!
そして、先ほどのフライシート(シェルター)に、インナーテント(寝るテント)を吊り下げます。
まず、この状態で厚めのレジャーシートを2枚重ねた床面が完成しますが、正直言って地面の凸凹や大きめの石などの感触も残っており快適に眠るには少々困難です。
就寝時のテントの床面は寝心地が悪い!
そして、インナーテント内に敷く物はフロアマットになりますが、材質は表裏生地がポリエステルで中に発泡ウレタン5㎜入っていますが正直ペラペラな状態です。
キャンプ初心者当時は、そのマットの上に更に7㎜のマットを敷いて、総厚12㎜の状態で寝袋を使って雑魚寝していましたが、凸凹地面で厚さ1㎝程度のマットでは快適には眠れません。
まあ、地面がフカフカの芝生だったりすると眠れるでしょうが、快適とは程遠く布団よりも薄いマットでは限界があるのが分かります。
インフレータブルマットは敷布団と使い方が一緒!
それでは、地面の凸凹を気にならないように快適に眠るためにはどうすれば良いのかというと、自宅と同じように敷布団を敷けば良い訳です。
ただ、キャンプに布団を持ってくるのは不可能に近く、その際に重宝するのがベッドのようなコットや、敷布団のようなマットです。
我が家が、ファミリーキャンプで愛用しているのは厚さ50㎜のハイランダーのインフレータブルマットでシングル2枚とダブルを利用していますが、ある程度はコンパクトになるので助かっています。
ハイランダー スエードインフレーターマット シングル(2本)
ナチュラム PayPayモール店
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ハイランダー スエードインフレーターマット ダブル
ナチュラム アウトドア専門店
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また、インフレータブルマットを敷くことでインナーテント内の1㎝ほどの床の厚みの上に、5㎝のインフレータブルマットがあるので自宅並みの快適さを実現できますよ。
テントの床面であるマットの順番!
そして、実際の寝床がどのようになっているかというと…
- グランドシート(インナーテントを湿気や雨から守る)
- インナーテント(寝る為のテントで蚊帳の効果あり)
- フロアマット(地面からの冷気を防ぐ)
- インフレータブルマット(敷布団やベッドかわり)
- 寝袋(敷布団&掛布団)
以上の5段構えになっており、これだけあれば快適快眠ができますね。
キャンプでの寝具の種類!
そして、快適に過ごすためにはインフレータブルマットの他にも、敷布団代わりになるマットもありますよ。
フォームマットとは!
フォーム系マットはコスパも良く、丸めたり折り畳んだりして持ち運びするタイプです。
キャプテンスタッグ シルバーキャンピングマット S
一般的に銀マットと言われるもので、地面のデコボコを和らげ冷気をシャットアウトする厚手タイプは車中泊時にも利用でき、底冷えを防ぐ簡易マットレスです。
Joshin web PayPayモール店
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JOYme キャンプマット
JOYme キャンプマットは価格も安く、コンパクトに折りたため、発泡ポリエチレン・EVA樹脂素材で水にも強く、厚さは2㎝ですが表面が凹凸があり快適に眠れますよ。
JOYme
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⇩JOYme キャンプマットのレビュー記事です⇩
エアマットとは!
エアマットとは、名の通り空気を入れて使用するタイプのマットで、コンパクトになり軽量なのがメリットです。
コールマン エアーマットウェーブ
コールマンのエアーマットは手動ポンプ内蔵で脚で踏んで空気を入れる事ができ、重量も650gで軽量ですから徒歩キャンパーにもおススメです。
アルペン PayPayモール店
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フィールドア ウルトラライト エアーマット
フィールドアのウルトラエアーマットは軽量コンパクトで、筆者も登山キャンプやソロキャンプ時にも利用しており、価格もリーズナブルです。
マックスシェアーヤフー店
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⇩フィールドア ウルトラライト エアーマットのレビュー記事です⇩
インフレータブルマットとは!
インフレータブルマットは、フォームマットとエアマットの長所を取り入れたマットになっており寝心地が良くおススメですよ。
キャプテンスタッグ インフレーティングマット
キャプテンスタッグのインフレータブルマットは、弁を開ければ簡単に膨らみ、中には厚さ2.5cmのウレタンフォームを使用し、空気をたっぷり含んで優れた弾力性になっています。
YOCABITO PayPayモール店
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ベアーズロック キャンピングマット8㎝
ベアーズロック キャンピングマットは8㎝もあり、寝返りも違和感なく出来て、凸凹が多い車中泊でも快適に就寝できます。
オンライン シェア ショップ
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⇩ベアーズロック キャンピングマット8㎝のレビュー記事です⇩
コットとは!
コットとは簡易的ベッドの事で、地面でも直接使えるので設営&撤収時間が短くできますよ。
DOD ウルトラクールキャンピングベッド カーキ
DOD ウルトラクールキャンピングベッドは、夏でも涼しく利用できて軽量・コンパクトの組立式なので、折りたためば片手で持てるサイズになりますよ。
カノン ショッピング ストアー
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⇩DOD ウルトラクールキャンピングベッドのレビュー記事です⇩
ネイチャーハイク フォールディング キャンプベッド
ネイチャーハイク フォールディング キャンプベッドは、ハイスタイル、ロースタイルに調整可能で、場面に合わせて変更できて価格もリーズナブルです。
よろずやマルシェ PayPayモール店
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⇩ネイチャーハイク フォールディング キャンプベッドのレビュー記事です⇩
インフレータブルマットは寝心地が一番!
筆者は一年中キャンプをしており、登山もしているので各種のマットやコットを使用しています。
その中でも快適に眠る条件は、地面の影響を受けない厚みのあるマットで、幅があって寝返りがしやすいかです。
それらの理由から、四季を通して使えるインフレータブルマットが一番で快眠できますが、キャンプスタイル(車、バイク、自転車、徒歩)次第で積載も変わるので、自分に合った快適な寝具を選んでみてはいかがでしょうか。