テントを購入して一番最初に思う事は、インナーテント内のマットは必要なのか?という事です。
キャンプ初心者なら、ペラペラのインナーテントの床部分では眠れないでしょと思う人も多いはずです!
テントの中で使うインナーマットは必要?
我が家は複数のテントを所持していますが、基本的には各メーカーの純正品インナーマットを購入していますが、本当に必要なんでしょうか?
何故、こんな事を言うかというと、大きいサイズのファミリーテント自体が高額なのに、内部に敷くインナーマット自体も高額だからです。
特に、有名メーカーの純正品は高いです。
インナーマットが防いでくれる3つの効果!
それでは、まずテント内部に敷くインナーマットの必要性や効果について考えてみましょう。
地面の凸凹を防ぐ
まず最初に考えないといけないのが、テントを張った地面についてです。
屋外のキャンプ場は必ずしも平坦でなく、場所によっては傾斜や地面の凸凹があります。
そこで、厚みのあるインナーマットを敷く事で、地面の凸凹を軽減しテント内部の快適性を高める事が出来ます。
地面からの冷気を防ぐ
冬キャンプの際に効果が大きいのは地面からの冷気を防ぐ役割です。
夏場ならそこまで気になりませんが、それ以外の季節では地表温度がそのまま伝わり、想像以上にテント内部も冷え込みます。
インナーテントの下には汚れを防ぐ役割のグランドシートしかないので、冬場にインナーマットがないと底冷えがして快適には過ごせません。
豪雨の際の雨を防ぐ
本来であれば、インナーテントの地面設置部分は耐水圧設定が高くなっているので、少しくらいの雨なら浸水の危険性はありませんが、豪雨の場合はとインナーテント内部に浸水する可能があります。
また、浸水しなくてもテント内部と屋外の気温の差から結露をする事も十分考えられ、その際にインナーマットがあれば濡れる心配がありません。
特に、冬場の温度差では内部結露する可能性が高いので、インナーマットがあれば寝袋などの寝具や荷物類が濡れるのを防いでくれます。
インナーマットの重要性は?
上記のように、インナーマットはテント内での快適性を高めるためには重要な役割をする事が分かります。
しかし、必要かといわれれば、絶対に必要とは断言できません!
インナーマットが不要の場合
- 夏場の利用でテント内にいる事が少ない
- キャンプサイト地面が整備されており凸凹がない
- テント内で寝具用マットやコットなどを使用する
- テント内でスリッパやテントシューズを履く
- テント内での快適性を求めない
- 徒歩キャンプで荷物を減らす必要がある
以上のように、キャンプ季節や他のキャンプギアを使う事などによって、無くても十分快適に過ごす事ができますよ。
また、ソロテントの場合は、インナー部分は一人分の就寝サイズしかないので、マットやコットだけで十分です。
ただ、キャンプ初心者で慣れないテント泊の場合は、グッスリ休み為に居住性の向上として保険の意味でインナーマット用意する事が無難です。
高い純正フロアマットいる!?
テントメーカーが必ず用意しているのは純正のインナーマットで、昔に比べテントの形状やサイズが多種多様になってきている現状では、互換性のある社外インナーマットを使える事が減ってきています。
それを見越してか?インナーマットは性能の割には割高に感じるのが現状です。
特に、特殊処理のインナーマット以外は、どこの製品も性能的にそこまで変わらず、床面の防水性、断熱性に関しては、一般的な銀マットとそう変わらない性能だったりします。
そのうえ、有名メーカーでは1~2万円以上する高額商品になっているので、毎回購入するのを悩んでしまいます。
我が家のテントとインナーマット!
我が家のファミリーキャンプで使用しているテント用のインナーマットは、全て純正のインナーマットを使用しています。
キャプテンスタッグのインナーマット
我が家のキャンプデビュー当初から使っているのが、キャプテンスタッグのオルディナスクリーンツールームドームテントです。
⇩オルディナスクリーンツールームドームテントの記事です⇩
マットの画像が少ないですが、我が家ではキャプテンスタッグ製のインナーマットを2重で使っています。
キャプテンスタッグ キャンピングフロアマット 260×260cm
初めてのキャンプの際に持って行ったのは、このキャンピングフロアマットで表面がポリエチレン生地でこの上にそのままマットも引かず寝袋を掛布団代わりに寝ていました。
Joshin web
|
当然ながら4mmの厚みの銀マットレベルでは地面の凸凹も軽減できずに寝心地が悪かったのを覚えています。
キャプテンスタッグ テントフロアマット 260×260cm
そして、追加で購入したのはコチラのフロアマットで厚みが7mmあり、 キャンピングフロアマットと2重に敷く事で、大分寝心地が改善されました。
バラエティ雑貨サプライズワールド
|
キャンプデビュー~7年目までは、この2枚のインナーマットで雑魚寝していましたが、特に問題が無かったのは寒くない夏場だけの運用だったからでしょうね。
スノーピークのインナーマット
その後に購入したテントはスノーピークのエントリーパックTTで、テント自体はトンネルタイプのヴォールトです。
⇩エントリーパックTTの記事です⇩
また、このテントを購入してから我が家のキャンプでの寝具事情が変わり、インナーマットの上に、インフレータブルマットを使う事で劇的に寝心地が改善されました。
このスノーピークヴォールトのインナーテントに関しては、形状が台形になっており、他社製のマットの互換性がありません。
スノーピーク ヴォールト用 マットシートセット
そして、スノーピークから一緒に入用になるグランドシートとインナーマットのセット販売がされていますが、これだけで16,000円近くになるんですよ。
アウトドアショップベースキャンプ
|
自分も、当初は高いなと思いながらキャプテンスタッグのマット2種類で代用していたのですが、ピッタリ合う事から結局購入する事になりました。
ローベンスのインナーマット
そして本格的な冬キャンプ用に購入したのが、ベル型テントであるローベンスのクロンダイクです。
⇩ローベンスクロンダイクの記事です⇩
ベル型テントの良い点は、テント上部とフロア部分がファスナーで密着しており、冬場の冷気がテント内に入りにくい構造になっている点です。
ただ、冬場の地面からの冷気を防ぐことは難しいので、インナーマットは必須になると考えた方がよいので購入しました。
ローベンス クロンダイク フロアカーペット
また、デンマークのテントのために冬に特化したインナーマットになっており、表面がフリース生地で暖かく触り心地も良いですし、デザインもモノグラム調でカッコいいですね。
sotosotodays
|
しかしながら、こちらもワンポールのベル型テントの為にテント形状も特殊で、他メーカーのマットで代用する事が難しいのですね。
インナー&フロアマットが無くても快適に!
数種類のテントを10年間我が家では使ってきましたが、結論からいうと高い純正のインナーマットはピッタリで必ず欲しくなります。
しかし、純正のインナーマットは高めの設定金額になっているので、暖かい季節や天気の良い日にしかキャンプをしないのなら、無くても全然大丈夫ですし、寝具としてマットやコットがあれば快適に就寝はできます。
そのため、テントとマットのピッタリ感が不要なら、自分の気に入ったラグマットや、冬場であれば電気カーペットをしたうえで、どうしても必要なら購入するのでも十分だと思いますよ。