キャンパーが歯痒く感じる季節と言えば梅雨時期で、2020年の6~7月は雨が多くキャンプにほとんど行けなかったんです。
しかし、梅雨明けしたらしたで一気に夏モード全開で暑過ぎ、こういう時は標高があって夏でも涼しい場所でのキャンプとして霧ヶ峰キャンプ場に行ってきましたよ。
猛暑対策で2,000m級の美ヶ原高原を散策しよう!
連日35℃以上だと頭がボーとしちゃいますが、天気は良いならキャンプに行きたいですよね。
ただ、富山のキャンプ場はほとんどが標高1,000m以下で夏場は利用に適したキャンプ場が少ないのが実情です。
そのため、標高2,000m級の涼しい山々を颯爽と相棒のMR-S(オープンカー)でドライブ&ソロキャンプで目指したのは、長野県の美ヶ原高原です。
⇩避暑キャンプの記事です⇩
富山からだと、一般道で美ヶ原までは安房経由で160~170kmほどの道のりで、時間にすると3時間半ほどで早朝4時半には出発です。
美ヶ原高原美術館は涼しくて別世界!
最初に向かったのは、日本で最も標高が高い位置にある美ヶ原道の駅で標高2,000mほどあり涼しいですね。
早朝、松本市内のコンビニで幌を格納しオープンカーでビーナスラインを走ってきましたけど標高1,000~2,000m級のドライブウェイは涼しくて良いですね。
風を切るので体感温度は20℃以下で少々寒いくらいですが、バイクなら快適なんでしょうね。
そして、ここ美ヶ原美術館は道の駅と併設されており、早朝は閉まっていますが意外と駐車場は車中泊をしている人も多かったですね。
美ヶ原高原でトレッキングをしよう!
今回は早朝到着という事もあり、道の駅に車を停めてキャンプ場に行くまでの間に、涼しい気候の中トレッキングに挑戦です。
まあ、片道90分との事で往復3時間なら、ちょうど良いかもしれませんね。
牛伏山から出発!
美ヶ原美術館を出て10分ほどの牛伏山までは、木道を歩いて行きますが涼しくて快適です。
早朝という事もあって心地良く足が弾みます。
アップダウンも少なく体力の消耗はありませんが、牛伏山周辺は足元は岩場や石がゴロゴロしており少々歩きにくいですね。
ここからは、広大な美ヶ原高原に牛が放牧されている広大な景色が一望出来て、まるでアルプスのような雄大な景色に圧巻させられますよ。
山本小屋ふる里館はファミリーにオススメ!
美術館を出て牛伏山経由で20分弱で山本小屋ふる里館に来る事ができ、ここにも駐車場の他にお土産物の購入もできますよ。
そばには、牛がたくさん放牧されているのでファミリーにもおススメです。
そして、牛が放牧されているのを横目で見ながら真っすぐの砂利道を歩いていきます。
美ヶ原高原ホテル 山本小屋は登山者に最適!
山本小屋ふる里館から5分程歩くと、宿泊施設である美ヶ原高原ホテル山本小屋があり、宿泊者以外でもキノコ汁などの特産物を食べる事も出来ます。
そして、道沿いにはポニーが人参をねだってきます。
美しの塔で鐘を鳴らそう!
更に遊歩道を5分ほど歩くと見えてくるのが、美ヶ原高原の中心にある美しの塔で、先程までは、晴れていたのに雲の中に入ったような霧が酷いです。
美ヶ原美術館からは徒歩30分ほどの道のりで、疲れてもきたので引き返そうかと思いましたが急ぐ旅ではないので、もう少し越し頑張ってテレビ中継塔そばの王ヶ頭ホテルを目指しますよ。
マップ縮尺に気を付けよう!
ただ、後から気付いたのですが…マップの縮尺がおかしく、右上の美ヶ原高原美術館から②美しの塔まで30分なのに③王ヶ頭ホテルまで時間にすると2倍近くかかります。
その時は気付かずテレビ中継塔を目指して歩き続けましたが、こうやって写真をみると超遠いですね。
疲れはしましたが、牛と青空が癒してくれますよ。
王ヶ頭ホテルでソフトクリームを食べよう!
美ヶ原高原美術館を出て歩く事1時間以上、流石に体力(HP)もオレンジ色で、死にそうです。
なかにはお土産も売っていますし、喉もカラカラなので生ビールを飲みたいです。
しかし、運転が控えているので濃厚なソフトクリームをいただきます!
帰りも1時間以上も同じ道を歩くのが疲れるので、定員さんにバスなどのピストン輸送などないかと尋ねたら、コロナの影響でやっていないような口ぶりで残念です。
ただ、来た道と違うアルプス展望コースを歩いて帰れば、風景も違うしおススメと教えてもらったので、その道で帰りましょう。
王ヶ頭は美ヶ原の最高地点!
王ヶ頭ホテルの裏には美ヶ原高原最高峰の王ヶ頭(2,034m)があり、ここからアルプス展望コースに突入です。
アルプス展望コースとは良い響きで景色も良いのだろうなと思っていたのですが…
思った以上に峻険すぎますね。
ただ、何とか軽装の登山未経験者でも歩けるレベルですよ。
多少、雲が多いですが、さすがはアルプス展望コースの眺望は綺麗です。
突き出した岩場を発見し、そして、恐る恐る岩場でジャンプしてみます。
崖下に吸い込まれそうで、かなり怖かったです。
往復2時間半ほどかけて何とか駐車場に戻り、そろそろ霧ヶ峰に向かいましょう。
ビーナスラインで爽快ドライブ!
お腹も減ってきましたが、とりあえずビーナスラインで霧ヶ峰方面に向かいます。
やっぱり標高があるドライブウェイでの高原ドライブは景色も良いしオープンカーだと気持ち良いですね。
本当はバイクが欲しかったけど、MR-Sでも十分です。
ころぼっくるひゅってでボルシチを食べよう!
霧ヶ峰に着いたのは昼頃で、キャンプ場に行く前に腹ごしらえが必要です。
寄ったのは「ゆるキャン△」に登場する「ころぼっくるひゅって」で、この景色にある山小屋風カフェです。
店内の雰囲気は、漫画&アニメの通りの落ち着く感じの山小屋風が何とも言えない趣がありますね。
実は前年11月に一度訪れているのですが、その時は冬季期間で営業しておらず、再度来たいと思っており、今回は営業しており嬉しいです。
そして、受付で夏ではありますがボルシチのパンとドリンクセットいただきます。
ころぼっくるひゅってにはキャラメルマキアートがない!
その際、飲み物を聞かれ、漫画「ゆるキャン△」の原作通りキャラメルマキアートを定員さんにオーダーします。
しかし、キャラメルマキアート無いやないかい!という事でアイスキャラメルミルクコーヒーをお願いしました。
外のウッドデッキで食べるのも開放感が良さそうですね。
真夏という事もあって店内は暑いと思いきや、日差しが遮られていますし、そもそも高山なので店内はひんやりしていて涼しいです。
そうこうしていると、名前を呼ばれてボルシチセットを受付に取りに行きます。
夏でもボルシチがおススメ!
夏にボルシチは暑いかな?とは思いましたが、ひんやりとした店内の影響もあってボルシチが旨すぎます。
実際、自宅でも数回ボルシチを作った事がありますが、全然レベルが違う事を認識し、いずれキャンプでも作ってみたいですね。
⇩ボルシチの記事です⇩
霧ヶ峰キャンプ場へ行こう!
お腹も膨れ、ようやく向かったのはここから車で10分ほどの霧ヶ峰キャンプ場です。
霧ヶ峰キャンプ場に着いたのは13時で受付を済ませますが、この霧ヶ峰キャンプ場はテント一張り6人使用まで730円という格安価格です。
⇩霧ヶ峰キャンプ場の記事です⇩
チェックインを済ませ、キャンプ場内を散策し比較的高い位置にある第3テント場で設営開始です。
管理棟の前にあるリヤカーに自分の荷物を載せますが、キャンプギアのコンパクト化を進めてきたかいがあり全部乗りますね。
キャンプ場内は平坦に見えますが、かなり凸凹感も強いので設営時の場所選びは慎重にした方が良さそうですね。
今回はキャンプ場に着くまでの間の話しが長いので、ここで【前編】は終了です。
次回の【後半】も引き続きご覧ください!
⇩後編の記事です⇩