筆者の地元北陸の富山県は12月に入ると冬季休業のキャンプ場がほとんどで、天候も悪く晴れ間も少ないので冬キャンプは専ら県外のキャンプ場まで遠征する事になります。
そして、今回の連休も富山は暴風雨のため、長野県でも富山からのアクセスも良好な、まつもと里山キャンプ場に行ってみますよ!
松本市は晴天率が高く冬キャンプには最適!
ちなみに地元の富山から、関東甲信方面に向かう場合は岐阜長野の県境にある安房トンネルを通る事が多く、一年で十数回は松本を経由しています。
それなのに、筆者は松本でキャンプをした事自体がない事に最近気付き、更に長野県松本市は冬に天候が悪い富山と違い、北アルプスを越えただけで全国でも晴天率がダントツに高く冬キャンプには最適なエリアなんですよ。
今回は12月という事で、松本付近の最低気温は0℃を下回る事が増え営業を中止しているキャンプ場も多いですが、市街地にほど近い場所に通年キャンプ場を発見しましたよ!
まつもと里山キャンプ場へ行こう!
晩秋に入り富山は雨の日が増えて、北陸地方のキャンパーとしては嫌な季節が到来です。
今回は松本までキャンプに向う訳ですが、途中に観光も考え新潟県糸魚川経由で白馬を通って松本へ向かいますよ。
スターバックスコーヒー「スノーピークランドステーション白馬店」
富山を出たのが8時前で、白馬に着いたのは10時頃なので少々休憩も考えてスノーピーク「ランドステーション」に寄りますが、すでに白馬には雪があります。
ここは、スノーピークの直営店ではありますが残念ながら水曜日は定休日でやっていないのですが、白馬観光案内所とスタバが入っているんです。
ソロでの長距離運転もあり、疲れたのでコーヒーブレイクです。
天気の良い日なら雪化粧した白馬岳が一望できるスタバですが山を越えた白馬では富山と一緒のどんよりした天候で残念です。
隈研吾の木のぬくもりのあるランドステーション白馬を後にし、次に向かうのは安曇野です。
大王わさび農場へ行こう!
白馬から一般道で1時間ほどの安曇野まで来ると晴天で、水の奇麗な安曇野といえばわさびが有名でワサビ園に寄りますよ。
実は長野県には年に数回訪れているのですが、わさび園は初めてで寄ったのは規模も大きい「大王わさび農場」です。
わさび農場は冬の観光がおススメ!
本来、高温に弱いワサビは気温が高いと白い寒冷紗で日差しを遮るために、せっかくのワサビ畑が良く見えません。
しかし、気温の低い冬場は寒冷紗が外してあり、ワサビ畑をよく見ることが出来るんですよ。
でも、こうやってマジマジをみると砂利で作った畝のような水の畑に、ワサビの苗が植えてあるのを実際に初めて見れて感動ですね。
大王わさび農場の名前の由来!
大王わさび農場とは変わった名前だなと思っていたのですが、実は今から1200年以上前に安曇野を治めていたのは魏国鬼八面大王という怪力無双の首領で、中央政権に刃向かい坂上田村麻呂に征伐されてしまいます。
しかも、再び蘇らないように遺体をバラバラにして埋められ、この農場の一角には胴体が埋められたと言われ大王神社がある事から大王わさび農場と命名されたみたいです。
わさびの御土産物がいっぱい!
そして、大王わさび農場ではワサビ由来のお土産がたくさん販売されており、何を買おうか迷っちゃいます。
当然ながら、生わさびも売っていますが、ソロキャンプの一人旅では使いきれませんね。
まつもと里山キャンプ場でチェックインをしよう!
大王わさび農場を見学して、まつもと里山キャンプ場に到着したのはチェックイン時間の13時前です。
⇩まつもと里山キャンプ場の基本情報です⇩
テンマクデザイン「サーカス TC DX」を設営しよう!
まつもと里山キャンプ場の運営元であるゴルフ場で受付を済ませ、サッサと設営に取り掛かります。
使うテントは、冬のソロキャンプで愛用しているテンマクデザイン「サーカス TC DX」で、一人なので荷物も最低限ですが薪ストーブもあるので寒くても大丈夫ですね。
テンマクデザイン「サーカス TC DX」
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冬キャンプの枯れ草にはサンドカラーがシックリ合いますね。
⇩テンマクデザイン「サーカス TC DX」のレビュー記事です⇩
海鮮丼を食べよう!
今回は、昼時を過ぎお腹が減っていたので早く食べれるように、家からジップロックに水と一緒に浸け込んだ米を持参し、設営中にメスティンで自動炊飯する事で設営完了後にすぐに海鮮丼が食べれます。
海なし県で、キトキト(富山弁で新鮮の意味)の海鮮丼を、松本市街を見渡しながら食べれるのは贅沢ですね!
食後はコーヒーをドリップしながら贅沢な時間を過ごします。
そして、ゆっくりと読書をしたり、キャンプ場内を散策したりしていると時間はあっという間に過ぎ、夕方の4時頃でそろそろお風呂の準備を始めます。
白糸の湯で温泉に入ろう!
そして、今回のキャンプの目玉はこの後に控えているので、5時前には車で15分少々の美ヶ原温泉「白糸の湯」に向かいます。
ここの露天風呂は風情があり泉質も良く、なんと金額は大人310円の激安価格で人が多少多いですが湯温も低めでユッタリできますよ。
冬に松本城に行こう!
温泉後は、松本のシンボルである松本城に向かいますが、この角度からのシンメトリーは何回みても良いもんですね。
そして、今回12月1日に松本でのキャンプを思い立った理由は…
この人だかりです!!
夜は松本城レーザープロジェクションマッピングを見よう!
先日キャンプ場の選定をしている数日前の報道で、今年の冬は松本城のレーザープロジェクションマッピングは凄い!というニュースを見たんですよね。
そのため、初日12月1日18時はイベント的な賑わいもあって平日なのに人が多いです。
色とりどりで、いつもとは一味違って鮮やかな松本城が幻想的です。
⇩動画を見たい人は下のTwitterで見れますよ!⇩
これを見るために松本にキャンプに来ました🥰
— え〜ちゃん (@9y7C5YzGvGdp8jN) 2021年12月1日
松本城のレーザープロジェクションマッピング12月の今日から開催‼️
温泉♨️入った後で湯冷めするから、速攻でキャンプ場に帰還😆#ソロキャンプ#冬キャンプ#松本城#キャンプ好きと繋がりたい pic.twitter.com/k0qO4lgzKy
また、この冬18時から21時まで松本城のレーザープロジェクションマッピングが楽しめるみたいなので、冬キャンプを検討されているなら松本はおススメです。
ただ、温泉上がりで湯冷めするのでサッと動画を撮ってキャンプ場へ帰りますが、松本城駐車場は15分毎の料金なので、数分だけ見るのでも十分楽しめますよ。
松本市内の夜景は絶景!
松本城からキャンプ場までは車で10分ほどですが、戻ってきたら松本市内の夜景が絶景ですね。
キャンプ場到着時には松本市街地が近く感じましたが、まさか、これほどの夜景とは思わず、まずは薪ストーブに火を入れてビールで風呂上がりの喉を潤します。
たらこパスタとポークソテーを食べよう!
そして、夜景を見ながら薪ストーブで調理したのは、たらこパスタとポークソテーです。
この夜景を見ながらの夕食は最高で、ソロでは少し勿体ないですね。
晩酌を楽しもう!
食後はお湯の出るキャンプ場なのでサッと片付けも済ませ、一人でのんびり晩酌タイムです。
今まで、色んなキャンプ場に行きましたが、これだけの夜景を堪能できるキャンプ場は少なく、あえて言えば山梨県のほったらかしキャンプ場並みと言っても良いかもしれませんね。
今回は、久々のソロキャンプでしたが通年キャンプ場で価格も安いので、今後も度々訪れたいお気に入りキャンプ場になり、本日のキャンプは終了です。
まつもと里山キャンプ場(二日目)
キャンプの朝は自然と夜明け前に目が覚め、時間は5時半頃です
外はまだ薄暗く、三日月もまだ見えますが薪ストーブに火を入れましょう。
納豆ご飯と目玉焼きウィンナーを食べよう!
朝食は薪ストーブでメスティン炊飯とスキレットで目玉焼きを焼いていきますが、火力が強い薪ストーブなのでお湯を沸かしたりと、忙しい朝には同時調理ができて便利です。
そして、北アルプスが朝日で徐々に赤く染まる絶景を見ながらの最高の朝食で、味も一層美味しく感じられますね。
テントを撤収しよう!
食後は食器を片付けていきますが、時間は7時なのに12月初旬の松本は外気温は氷点下2℃で、地面が凍っています。
最後に薪ストーブを片付け撤収完了です。
9時半頃にはMR-Sに積載を済ませ、使ったサイトを綺麗にして帰路に着こうと考えますが、これだけの晴天は勿体なく折角ならと幌を開けてオープンカーで富山に帰りましょう。
しかし、長野と岐阜の県境の安房トンネルでは昼頃なのに、氷点下で路面はアイスバーン状態で寒くオープンカーでは耳が千切れるほど痛く、我慢して地元富山まで帰って今回のソロキャンプは終了です。
格安キャンプ費用【まつもと里山キャンプ場】
2021.12.1~12.2
- キャンプ場料金:大人 2,500円
- 白糸の湯:大人 310円
- 食費:1,000円(3食分)
総合計:3,810円
観光や有料道路で追加費用が掛かりましたが、これだけの内容でこの金額なら十分で、また利用したいキャンプ場でしたよ!