猛暑の夏キャンプは暑さ対策が重要で、出来れば涼しいエリアで避暑キャンプをしたいものです。
富山県からアクセスできる立山黒部アルペンルートを利用すると、標高2,200m以上で涼しい別世界雷鳥沢キャンプ場で夏でも快適に過ごす事ができますよ。
立山黒部アルペンルートに富山県民割引があるの知ってる?
夏キャンプの大敵は暑さですが、今回は梅雨前に下見にいった立山室堂周辺にある山岳キャンプ場の雷鳥沢野営場で涼しくテント泊をする事が一番の目的です。
そんな中、立山黒部アルペンルート開通50周年キャンペーンとして、富山県民限定で『夏の立山往復プラン』が発売されています。
実は前回も、雪の大谷見物の際に夫婦で使ったんですけどね…w
⇩雪の大谷の割引プラン記事です⇩
富山県民限定!夏の立山往復プラン!
そして、今回のプランは…
- 立山駅~美女平(立山ケーブルカー)
- 美女平~室堂(高原バス)
- 室堂~大観峰(トロリーバス)
- アルペンルートで使えるクーポン2,000円分
- 富山おみやげクーポン2,000円分
以上の5点が、格安の5,000円なんです!
ちなみに、本来の往復運賃は大人9,620円にクーポン4,000円分がついて、13,620円のところ5,000円だと半額以下で激安プライスです!!
立山黒部アルペンルート
ただ、自分は午前中仕事があり半休取り昼から室堂に向かうのですが、最終時間という事とコロナ禍もあってかケーブルカーはガラガラです。
そして、美女平で高原バスに乗り換え、ここから室堂までは50分程のバスの旅です。
遅めの昼食
室堂ターミナルに着いたのは15時頃で昼食も取らず来たので、室堂でクーポンを使って食事をしたかったのですが飲食店は14:30で閉店しており、売店で豚まん1個と、おやき2種類で1000円をクーポンで支払います。
昼食時間は遅くお腹も空いていたので、豚まんと野沢菜のおやきを食べて元気100倍です!
大観峰
そして、今回のプランは室堂の先の大観峰まで行けるので、電気で走るトロリーバスに乗って立山の雄山真下のトンネルを進んでいきます。
窓の外が青くなっているのは、50mにも渡る破砕帯で毎分63トンにも及ぶ湧水など、多くの障害に阻まれ、トンネル工事は難航したエリアです。
そして、バスに乗る事10分弱で立山を通り抜け大観峰駅に到着です。
ここから階段を登れば展望台ですが、階段の段数も多くテント一式も背負っているので、重くて少々辛いですね。
しかし、階段を上った先には遠く長野の山々の大パノラマです。
少し遠いですが黒部ダムも良く見えており、実際に行く場合はここからロープウェイとケーブルカーにて黒部ダムに行けます。
今回のプランは大観峰駅のここまでの往復内容なので、この天空の展望台で先ほど買ったつぶあんのおやきをでオヤツタイムですが、少々雲がかかってきたので、この後の天候が不安です。
室堂ターミナル
大観峰で休憩をして、再度トロリーバスで室堂ターミナルに戻り、残りのクーポン3,000円分でお土産を先に購入します。
実は荷物になって嫌ですが、クーポンが使えるのは当日だけになっているので仕方がありません。
一応、交通券は5日間有効なので出来ればクーポンも5日間に使用できるようにして欲しいものです。
また、明日の立山登山の入山届を出して、いざ今日の宿営地である雷鳥沢キャンプ場へ向かいますが、時間はすでに16時半を過ぎています。
室堂は生憎の曇り空で、今後予報では雨が降る可能性も高かったので仕方がないです。
この後と、晴れてほしいと願いながら…
そして、室堂を発つ前に立山玉殿の湧水で給水しておきます。
室堂トレッキング
そして、この室堂からキャンプ場がある雷鳥平までは徒歩で60分ほどですが、前回来た感じだと自分の場合はリュックを背負っていても40分でいけそうです。
途中、みくりが池も通りますが、若干雲から青空が見えてきました。
また、地獄谷のエンマ台は相変わらず硫黄臭が半端ないですが、何とか火山ガスは基準値以下で通行できます。
地獄谷を過ぎて雷鳥沢まではこの長い石畳のアップダウンを歩いて行きますが、この距離が結構シンドイです。
途中、横目で血の池をみながら雷鳥荘周辺まできて、眼下に見えるのが今日の目的地の雷鳥沢キャンプ場です。
ただ、ここからが大変なのですが標高差100mくらいの石段を下る必要があります。
下るという事は、当然ながら後日登る必要がある訳ですが、ここまできたら致し方ありませんね。
雷鳥沢キャンプ場に到着!
最後は雪渓を超えて、ようやく17時半前に雷鳥沢キャンプ場到着です。
しかし…
到着したタイミングで、管理人さんに近場にある温泉である雷鳥沢ヒュッテが17時までしか入浴出来ないという事実を告げられ、今下ってきた石段を登り雷鳥荘の温泉を利用する事に…
設営後、結局は登る事に決定ですw
⇩雷鳥沢キャンプ場の基本情報です⇩
設営(ネイチャーハイク クラウドアップウィング2)
今回も軽量な登山テントのネイチャーハイクのクラウドアップウィング2を張ります。
やはり山岳テントは設営も簡単でペグダウンも入れて10分も掛かりませんので、登山テント泊には最適です。
しかも、このテントの良いところはインナーテントとフライが一緒になっており、通気性向上の為、足元のインナー部分だけがシングルウォールになる設計です。
しかも、中は1.5人用ほどで広いのに、重さは1.5㎏ほどの軽量テントに仕上がっていますよ。
ネイチャーハイク クラウドアップウィング 2 テント
Naturehike JAPAN Yahoo!店
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雷鳥荘で温泉
設営完了後は徒歩2~3分の温泉である雷鳥沢ヒュッテを横目に、降りてきた石段を上がっていきますが、コレが地味に辛いです。
キャンプ場から10分ほど石段を登りきり、ようやく雷鳥荘に到着です。
料金を支払い温泉に入りますが、一応内湯は沸かし湯になっていますが展望浴場は温泉で見晴らしも良く、管理人さんにおススメされたように最高の温泉でした。
雷鳥沢キャンプ場の夕日
温泉入浴後は再度石段を下りてキャンプ場に戻りますが、先ほどまでの曇り空から一転青空が広がってきて最高のロケーションです。
そして、キャンプ場に戻る頃には良い感じで夕日が見頃になっており、大日連山の残雪のコントラストが絶景です。
また、反対側は立山連峰の山々も奇麗に見える瞬間で、足元から徐々に夕日の影が伸びていきます。
夕食(シーフードドリア)
流石のロケーションに見とれていてもダメなので、そろそろ夕食の準備に取り掛かりますが、こんな山奥ではありますが今晩の夕食はシーフードドリアです。
御飯を焚きながら18時半頃の気温はすでに16℃で、かなり肌寒く上着が必要になりますが、日が暮れた後は更に冷え込みそうですね。
そして、立山連峰が夕日に染まる頃、シーフードドリアが完成です!
チーズを炙る用のガスバーナーで持ってこず、ガストーチで表面を炙り少々火力不足で焦げ目が付きませんでしたが、中身は上々で美味しかったです。
⇩シーフードドリアのレシピ記事です⇩
山の夜は早い!
完全に日も暮れた19時半頃は、辺りも暗くなり気温もグッと下がり、他の登山者も早めに就寝につきます。
外灯が一切ない、山間部のキャンプ場のテントが唯一の光源になり、月や星も奇麗ですね。
そして、明日の立山登山の準備もして、自分も早いですが20時半頃には就寝で今日のキャンプは終了ですが、話しも長くなりましたので翌日以降の立山登山の後編へと続きます。
⇩後編の記事です⇩