キャンプブームもあり、これからキャンプを初めてみたいなと思っておられる方も多いのではないでしょうか。
そのときにまず必要になるのがテントですが、テントは自立式と非自立式の2種類あるのをご存じでしょうか。
テントの自立式と非自立式はどっちがおススメ?
筆者は今まで9種類の形状のテントを使い分けてきましたが、今回は初心者目線でファミリー向けの自立式と非自立式のテントをご紹介します。
⇩筆者のテントの紹介記事です⇩
自立式テントと非自立式テントとは?
たくさんの種類のテントを長年使い分けている筆者ですが、初心者の頃愛用していたのが自立式テントです。
キャプテンスタッグ オルディナ スクリーンツールームドームテント
ナチュラム PayPayモール店
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筆者が10年以上前にキャンプデビューした際に購入したのは、キャプテンスタッグ「オルディナ スクリーンツールームドームテント」です。
10年経った今でも現役で価格もリーズナブルな自立式テントで、使い勝手も良くファミリーキャンプにはオススメです。
⇩オルディナ スクリーンツールームドームテントのレビュー記事です⇩
スノーピーク ヴォールト(エントリーパックTT)
ナチュラム PayPayモール店
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その後の2代目テントとして購入したのが、スノーピーク「エントリーパックTT」で、トンネル式テント「ヴォールト」と、アメニティタープがセットになった初心者向けのテントです。
スノーピーク「ヴォールト」はペグ打ち必須の非自立式テントですが、初心者向けになったファミリーテントで価格もスノーピークの中ではリーズナブルな設定になっています。
⇩エントリーパックTTのレビュー記事です⇩
テントの形状の違い!
自立式テントと非自立式テントは、字のごとくテント自体が、自立するか&自立しないかの違いです。
ただテントを張った事が無い方だと少し分かりにくいですよね。
自立式テントとは?
分かりやすいように、キャプテンスタッグの3人用のテントで説明します。
キャプテンスタッグ クレセント 3人用ドーム NVY(ネイビー)
ナチュラム PayPayモール店
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自立式テントとは字のごとく、テント本体を組み立てると自然に立つテントの事で、フライシートを剥がし骨組み(ポール)状態では、このような形状です。
テントと言えば一般的には自立式テントを想像される方が多く、2本のポールを交差させ、ポールを曲げてドーム形状にして立てます。
そして、ポール先端をテント4隅にあるストッパー(赤丸部分)に止めるだけの簡単施工になっており、この時点でテントは自立するので持ち上げてテント位置を移動させる事も可能です。
これならキャンプはもとより、家の中の部屋でもテントを設営でき部屋キャンプもできますよ。
非自立式テントとは?
非自立式テントはテント自体を組み立てても自立せず、ペグで固定するかロープでテンションをかけて固定する形状で筆者が使っているヴォールトで説明します。
スノーピーク ヴォールト
sotosotodays
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トンネル式テントのフレームはポール3本を使い横からポールを通して、自立式テントと違ってクロスしないので、ポールを通しただけでは倒れてしまいます。
赤丸部分にペグを打って地面に固定させる必要があり、風が無ければ最小限のペグダウンだけで大丈夫です。
ただ、シッカリ固定しようとすると青丸部分の様にガイロープを張ってペグで固定する必要がありますので、非自立式テントの設営は初心者には面倒です。
ファミリー向けテントは自立式or非自立式どっちがいいの?
ファミリー向けの自立式と非自立式テントを簡単に説明しましたが、お互いのメリット&デメリットをまとめてみましょう。
自立式テントのメリット&デメリット!
自立式テントのメリット!
- 初心者でも簡単に設営可能!
- ペグやロープ作業の軽減できる!
- テントを持ち上げて移動できる!
- 地形が悪くても設置可能!
- 部屋キャンプができる!
自立式テントのデメリット!
- ポールの本数が多くなるため重い!
- ツールームテントだと一人での設営が大変!
非自立型テントのメリット&デメリット!
非自立式テントのメリット!
- ポール少なく軽量化が可能!
- 形状変化をつけやすく、デザインなどの種類が豊富!
- 慣れれば一人での設営も容易!
- インナー吊り下げ式が多くシェルターを作りやすい!
非自立式テントのデメリット!
- ペグダウン&ロープ作業が必須!
- 設営後にテントの移動が出来ない!
- 部屋キャンプ不能!
初心者なら自立式テントがおススメ!
今回はファミリー向けの自立式&非自立式テントの特徴を解説しましたが、キャンプ初心者はテント設営がしやすい自立式テントの方がおススメです。
近年ではファミリー向けサイズのワンポールテントなどもあって設営も簡単になりましたが、高さがあるため風に弱い傾向もあるので、安全性や設営の容易さも考えてテントを選ぶべきです。
また、テントの形状によってはメリット&デメリットに当てはまらないテントも増えてきているので、自分のキャンプスタイルに合ったテントを選ぶのが本当は一番なのかもしれないですね。