キャンパーの目線に立って、富山県内在住だからこそ図々しく富山県内の各キャンプ場を評価していくコーナーです!
今回は
有峰森林文化村 冷タ谷キャンプ場
読み方:つべただにキャンプ場
の基本情報からです。
Ⅰ.基本仕様
富山市内から車で40分、有料の有峰林道(亀谷連絡所)から30分程の有峰湖畔にある県内屈指のロケーションを誇るキャンプ場です。
有峰は県立自然公園に指定されており、有峰湖は富山市民の重要な水がめで、富山の美味しい水を守るために環境保全が徹底されています。
また、有峰湖作る有峰ダムは県営ダムとして建設工事に着手するが、事業は第二次世界大戦の混乱で一時中止となり、戦後北陸電力が引き継ぎ完成させた経緯があります。
その為、有峰地区は北陸電力㈱の社有地になっていますので、有峰湖では遊泳・ボートなどのダム湖面への侵入は禁止されています。
そして、有料道路で通行時間が6:00~20:00までとなっており、開通期間が6月から11月上旬で自然が保持されやすい環境の為、富山県内では大自然を気軽に体験できるエリアですね。
受付に関しては有峰ビジターセンターでもできますが、管理棟であるロッジでも、一日一回管理人が見回りに来るため受付可能ですよ。
Ⅱ.設備類
管理棟代わりになる、ロッジは避難小屋にもなっており、キャンプ場使用料を払えば16帖の畳敷きの場所で寝袋で寝る事も可能です。
ただ、ロッジ&キャンプ場内は電気などが来ていない為、必ずランタンなどの持参しないといけませんので注意が必要です。
ロッジ内の炊事場ですが、基本的には食器類などは事前にティッシュなどで、汚れを落とし、ここで濯ぐ感じの使い方が無難で、飲み水は持参が必要になります。
そして、ロッジ内には調理スペースがあり、一応ヤカンやクッカー類、かまどもありますので、最悪は着の身着のままで利用する事も可能と思われます。
※基本的にはキチンと準備していきましょう!
トイレに関してもかなり老朽化が目立ちますが、綺麗に清掃されていますし水洗トイレなので安心ですが、日当たりが悪く日中でもかなり暗いですね。
かなり広範囲な、林間と湖畔サイトのキャンプ場の為、ロッジ以外にも3カ所炊事場がありますが、最低限の設備ですので基本は環境保全のために油物を流さないようにしたいですね。
また、炊事場のそばにはトイレも2カ所あり清掃も行き届いていますが、コチラも外灯などはない為、夜間は必ず明かりがあった方が無難ですよ。
また、炊事場周辺にはカマドはありませんが、風防を兼ねた擁壁がありますので風が強い場合は工夫して調理をする事が可能ですね。
また、ゴミに関しては持ち帰りになっており、炭は灰に関しては調理場カウンター裏に白い炭捨て缶がありますのでコチラを利用して下さい。

Ⅲ.アクセス
立地については国道からも遠く、最寄りの立山ICからも亀谷ゲート(連絡所)まで30分かかり、そこから有峰林道(一般車1,900円、バイク300円)で更に30分もかかりますので、正直アクセスは悪いです!
ただ、有料道路利用という事で富山県では珍しく標高1,000m以上の、1,097mもありますので夏場でも、下界に比べて6~7℃外気温が低いので避暑キャンプに最適です。
また、快適に利用出来る期間は6月の梅雨前、10月だと比較的湿度も低く過ごしやすいと思いますよ。
Ⅳ.場内ロケーション
キャンプ場内にも遊歩道があるので森林浴をするには最適ですよ。
感覚的に8割が林間サイトで、アップダウンが激しく荷物を運ぶのが大変ですし、傾斜がきつくソロテントでなければ設営が難しそうです。
一応、東西には2カ所大型テントも張れるようなスペースもありますが、場所が限られますので早い物勝ちになりそうです。
林間サイトには、備え付けのテーブルセットもあるので、林間サイトを使うのなら荷物は最低限でも良く、最悪はロッジでも調理が可能です。
残り2割は湖畔サイトになります。
ただ、湖畔サイトというよりは、湖畔でも一応テントが張れるといった具合で、平坦な場所も限られておりゴツゴツした岩や石が多いですから、基本的にはソロテントサイズでないと厳しいかと思います。
そして、眺望は薬師岳が有峰湖越しに一望でき最高ではあるのですが、一輪車で傾斜がキツイ凸凹の山道を片道5分(200~300m)運ぶ必要があります。
Ⅴ.周辺状況
有峰森林文化村冷タ谷キャンプ場(有峰林道)周辺には入浴施設がありません。
勿論、有料の有峰林道を一時下山すれば、温泉がありますが現実的ではないので、どうしても入浴がしたい場合は、有峰有料林道亀山料金書そばに亀谷温泉の白樺ハイツがあるので入浴後にキャンプ場に来るのがベストです!
亀谷温泉 白樺ハイツ
もしくはキャンプ場宿泊翌日に疲れを取る意味で入浴するのが良さそうですね。
また、有峰有料林道に入ってしますと買い出しができる店も、ガソリスタンドもありませんから、事前の準備は怠らないようにしましょう。
有峰湖展望台
キャンプ場から車で10分でいける有峰湖展望台は、有峰ダムの上にあるので、雄大な有峰湖を眺めるには最適ですよ。
有峰ビジターセンター
有峰ビジターセンターでは有峰の情報を入手する事ができ、テニスコートや、無料のバーベキューコーナーもあるので、有峰の散策のときに是非寄りたいですね。
称名滝
立山にある迫力満点の落差日本一の称名滝までは有峰林道亀谷ゲートより15分!水煙を上げながら一気に流れ落ちるその落差は350mにもなりますので、キャンプ場に行く前後に寄りたいですね。
立山黒部アルペンルート
そして、有峰林道亀谷ゲートから立山黒部アルペンルートの玄関口の立山駅までは車で15分ほどの距離ですので、キャンプ場に行く前後に寄れれば良いですね。
標高3000m級の山々が連なる北アルプスを貫く世界でも有数の山岳観光ルートで乗り物を乗り継ぎながら巡るため、どなたでも気軽に、雄大な自然や絶景をお楽しみいただくことができます。
総合評価
コスパ・・・・・★★★★☆
アクセス・・・・★☆☆☆☆
ロケーション・・★★★★★
設備・・・・・・★★★☆☆
観光・・・・・・★★★★☆
有峰有料道路を利用する為あえてアクセスは☆1にしましたが、富山県内では車で行く事が可能で標高1,000m以上のキャンプ場はほぼありません。
そういう理由から、避暑キャンプには最適ですし、大自然というロケーションだけでいえば県内屈指のキャンプ場といっても過言ではありません!
また、有料道路の為キャンプ場周辺では有峰の自然を堪能するしかないですが、遊歩道も完備されているので、散策とセットで利用したいキャンプ場です。
そして、施設はかなり古いですし、自然動物も出やすく、広く林道が多いキャンプ場ですからお子さん一人きりしないように注意が必要です。
基本的にはトレッキングや登山者向けのキャンプ場で、有峰の自然を堪能したいベテランキャンパーやソロキャンパーにはおススメのキャンプ場ですよ
以上で、有峰森林文化村 冷タ谷キャンプ場の評価を終了しますが、あくまでも個人的な主観で評価しておりますので、記事の訂正などについてのご意見はご容赦いただけますようお願い申し上げます。
※記事の内容については投稿時の状況ですので、実際利用される際には再度、各自で確認されますようお願い致します。
それでは、皆さんのキャンプライフの参考になりましたら幸いです。
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