キャンプで欠かせないのが大自然の中で食べる美味しいキャンプ飯ですが、手の込んだ料理は手間がかかり面倒に感じますよね。
今回は、そんなキャンプでも簡単に作れる「燻製ベーコンチーズ炙り」を紹介します。
簡単に作れる料理がキャンプには最適!
近年では、フリーズドライ技術の進歩もあり、お湯を注ぐだけで美味しい食事に簡単にありつけます。
⇩フリーズドライ食品の記事です⇩
ただ、折角なら、ゆっくりとした時間の中で、もっと美味しいキャンプ飯を食べてみたいと思われる方も多いはずです。
皆さんキャンプで、料理って面倒と思われるかもしれませんが手のかかる料理じゃなくても、大自然というスパイスがある限り、ありきたりの格安食材でも十分美味しいんですよ。
ベーコンチーズ炙りを作ろう!
勿論、手軽に市販のベーコンを買ってきて作っても良いのですが、キャンプのときぐらいは、ベーコンをイチから作ってみてはいかがでしょうか。
キャンプでベーコンを作るとなると難しそうなイメージがありますが、少しだけ手間をかけてあげれば誰でも簡単にスモーカーを使ってベーコンを作る事ができますよ。
ベーコンチーズ炙り【食材】6人分
- 豚バラブロック(1,000g)
※特売で100g、100円以下の格安で購入しています…w
ソミュール液(調理液)
- 水(900㏄)
- 塩(大さじ6)
- 砂糖(大さじ3)
- ニンニク(適量)
- バジル(適量)
- ガラムマサラ(適量)
- ローズマリー(無くても良い)
ソミュール液とは?
まず、燻製を作るときに必要なのがソミュール液です。
ソミュール液とは、簡単に言えば塩分濃度10~20%にした保存液の事で、このソミュール液に数日浸けおき、乾燥をさせて、煙で燻す事により、燻製食品が長期保存が可能になります。
中には、ソミュール液を使わず、直接塩を塗り込む方法もありますが、ソミュール液を使う方が食品の全体に万遍なく塩気が行きわたりやすく失敗が少ないので、初心者にはおススメです。
ベーコンチーズ炙り【作り方】
ソミュール液を作ろう!
ソミュール液の作り方が、簡単で材料をそのまま入れて沸騰させたら完成です。
※我が家ではローズマリーの他に燻製用にハーブ系を自宅で栽培しています。
完成後はソミュール液を必ず冷まして使用します。
豚バラブロックに穴を開けよう!
豚バラブロックは、ソミュール液が馴染みやすいように、事前にフォーク類で表面に穴を開けておきます。
ソミュール液に漬け込もう!
ジップロックなどの保存パックに豚バラを入れて、ソミュール液を注いだら1週間ほど冷蔵庫で保存します。
その際、ソミュール液の撹拌する為に、毎日一回ひっくり返すと良いでしょう。
塩抜きをしよう!
ソミュール液の塩分濃度にもよりますが、4~7日程度を浸けていた豚バラを流水で洗い落した後、高濃度の塩分を流水で2~3時間塩抜きます。
ちなみに塩分濃度が低い場合だと、この手順は省略する事が可能だと思いますが、その分完成後の日持ちはしません。
塩見の確認をしよう!
しっかりと塩抜きできたかどうかは、豚バラを端を切ってレンジでチンして食べてみれば分かりますが少し薄いくらいが、出来上がりに時には丁度良いです。
肉を乾燥させよう!
塩抜き後の豚バラをキッチンペーパー類で、水分を拭き取ったあとは扇風機などを使って、一晩風を当てて乾燥させます。
我が家では、リビングのインナーテラスに室内物干し台を設置して乾燥させるので、絵的には結構シュールですね。
また、木串と煮物用の紐を利用して吊るすと簡単ですよ!
乾燥時間は扇風機を使えば夜22時~翌朝7時の一晩程度で、十分乾燥できますよ。
ある程度乾燥しており、半分干し肉状態なのでこのまま焼いて喰うと旨そうです。
そして、キャンプで燻製する場合はここから1日ほど冷蔵庫で冷やして、キャンプ場に持っていけば美味しい燻製が作れます。
スモークチップを用意しよう!
必要な物は薫製用チップと薫製に照りを出すためにザラメが必要ですが、我が家の場合はSOTOのさくらチップとスティックシュガーを使う事が多く、これならキャンプ場への持ち運びも便利ですよ。
チップ容器の焦げ付き防止や後処理を考え、ガスで熱する鉄のチップ容器にはアルミホイルを敷いておくと後片付けが便利です。
豚バラを燻そう!
スモーカー内にベーコンからの水分や油を受ける100均のステンレス製バットを入れておけば、ベーコンから油が落ちて引火する事もないのでお勧めです。
そして、今回は自宅のパティオで、薫製の中でもオーソドックスな温薫で薫製を作りますが、温薫にする場合に特に重要なのが温度調整です。
一般的には温薫の場合は30~80℃前後で2~5時間程度燻しますが、我が家の場合は80℃前後で約2時間程度燻します。
ベーコンが完成!
出来上がったの自家製ベーコンはこんな感じで、ちょうど良い薫香も付き食欲がそそられますね。
このままでも非常に美味しいのですが、ラップに巻いて半日冷蔵庫で保存すると、薫香が食材に馴染み非常に美味しいので、午前中に薫製を作ると夜には美味しく食べる事が可能ですよ。
ここまでが、自家製の薫製ベーコンの作り方ですが割愛して、普通のベーコンを買ってくるのでも構いませんよ。
ベーコンにチーズをのせてバーナーで炙ろう!
ベーコンのチーズ炙りは簡単で、わざわざベーコンを作る必要もなく市販のブロックベーコンや薄切りベーコンを皿の並べチーズを万遍なくかけます。
ガスバーナーでチーズをシッカリ炙り溶かしてパセリを散らせば完成です。
厚切りのベーコンを使えばキチンとしたおかずにもなりますし、キャンプでのお酒のツマミにも最適ですよ。
ベーコンとチーズとバーナーが用意できれば、キャンプで誰でも簡単に作る事が可能ですよ。
燻製ベーコンチーズ炙りに使った道具
キャプテンスタッグ アドバンス折りたたみスモーカー
リビングート ヤフー店
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キャプテンスタッグ スモーカー用温度計
ナチュラム Yahoo!ショッピング店
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SOTO スモークチップ(さくら)
ヒマラヤ Yahoo!店
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ガストーチ
GS通販
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製燻製ベーコンチーズ炙り【評価】
難易度 :★★★☆☆ 薫製自体は案外簡単です!
キャンプ向け :★★★★★ アウトドアに最適な料理です!
時間 :★☆☆☆☆ 1週間近く仕込み時間がかかります!
時短可能 :★☆☆☆☆ 自宅下準備が必須で燻す時間がかかります!
ほったらかし調理:★★★☆☆ ほとんどが放置調理になります!
コスト :★★★★☆ 肉は特売品で十分です!
美味しさ :★★★★★ シンプルで誰が食べても美味しいです!
失敗しにくさ :★★☆☆☆ 燻製時の温度調節が難しい!
大量作成 :★★★★☆ スモーカーサイズで量も作れます!
コメント:自家製ベーコンを使わないなら超簡単に出来ますよ!
スモーカーで本格燻製ベーコンというと難易度が高いと思いますが、調理自体はシンプルな行程がほとんどで、難しいのは燻す際の温度調整だけです。
また、市販のベーコンを利用すれば誰でも2~3分で作る事が出来て、アウトドアでのキャンプ飯にも最適なので作ってみてはいかがでしょうか。