富山の立山黒部アルペンルートといえば、積雪15~20m近い雪の大谷は全国的にも有名です。
また、同じくアルペンルートの室堂付近にある雷鳥沢キャンプ場で、間近に立山を眺めながら一度はキャンプをしてみたいと前々から思っていたんですよ。
立山黒部アルペンルート雪の大谷の激安プライス!?
コロナ禍で日本各地の観光地の観光客が激減していますよね。
そして、富山県の観光名所である北アルプスの玄関口である立山黒部アルペンルートも例外ではなく観光客が激減しています。
そんな中、2021年は立山黒部アルペンルートの全線開業50周年という事もあり、なんと!富山県民限定スペシャルプライスパッケージが発売されているんですよ!
立山黒部アルペンルートとは?
立山黒部アルペンルートは標高3,000m級の峰々が連なる北アルプスを貫く富山と長野を結ぶ世界有数の山岳観光ルートです。
総延長37.2km、最大高低差は1,975m。そのほぼ全区間が中部山岳国立公園内にあります。
富山県側の立山町「立山駅」から長野県側の大町市「扇沢駅」まで乗り物を乗り継ぎ、いくつもの景勝地を通って気軽に、雲上に広がる立山黒部の雄大な大自然を満喫できます。
ただ、乗り物が多く数年前に黒部ダムに行くときには、富山から新潟~長野と大きくまわり扇沢駅より、黒部ダムへと行った事も思い出されますね。
⇩黒部ダムの記事です⇩
富山県民限定 地元で遊ぼう!県内日帰りツアーキャンペーン
本来なら、立山駅~美女平までの立山ケーブルカー&美女平~室堂までの立山高原バスの往復運賃は、大人が6,320円のところ…
レストラン立山利用券が大人1,800円分と、GW明けの5/10以降なら富山おみやげクーポンが大人2,000円分ついて破格の4,000円の激安プライスになっているんです!
分かりやすく説明すると!
6,320円(往復運賃)+1,800円(レストラン利用券)+2,000円(クーポン)合せて…
10,120円が…
なんと!4,000円の激安ツアーなんです!!
めっちゃ、お得ですね!
Σ(;゚Д゚)!?
安すぎる!!
まあ、コロナ禍で観光客が減っている中、幸い富山県内のコロナ感染者数も少ないので、少しでも富山県民に来てもらうキャンペーンですね。
名峰立山の雷鳥沢キャンプ場下見!
富山県民キャンパーとしては登山には興味がありませんが、以前から、ロケーションの良い標高2,450mの室堂にある雷鳥沢キャンプ場でキャンプをしてみたいと思っていいました。
ただ、気軽に下見に行ける場所では無い為、今回の激安ツアーは渡りに船で平日休みが晴れだったので、嫁さんと雷鳥沢キャンプ場の下見に行ってきましたよ!
立山駅へ
まずは、車で自宅から30分の立山駅まで向かいます。
駐車場はコロナ禍の平日という事もあって、車が少ないですね。
そして、今回は立山駅前の立山総合案内センターで当日申し込みしか出来ないツアーの申し込みをします。
ここに並んでいるのは、全て富山県民ですね。
そして、夫婦で免許証で県民確認のうえ8,000円支払い、乗車券や7,600円分の利用券&クーポンを受け取りますが、こうして考えると片道運賃大人100円みたいなもので安いですね。
立山黒部アルペンルート
立山ケーブルカー
そして、立山駅からケーブルカーにて美女平まで向かいます。
流石にケーブルカーは人が多いですが、通勤電車に比べればそこまで多くはないですね。
立山ケーブルカーは立山駅標高477m~美女平駅標高977mまでを繋ぐだけで、乗車時間も7分程と割と短いです。
美女平駅
美女平駅に着くと、今度は立山高原バスに乗り換えですが…
長い行列が…!?
そして、何台かの立山高原バスに乗り込んで、美女平標高977m~室堂標高2,450mまで約50分です。
幸い、3台目のバスの3組目に乗れましたが、バスの座席に座るのであれば助手席(進行方向左側)に座った方が、山に登っていくので、窓際からの景色をより堪能できますよ。
乗車時に左側通行だから、景色が見やすいという事に気付かず残念です。
半分くらい登ってきた車道以外は、5月下旬ではありますがやっぱり残雪が多いです。
そして、終点の室堂付近にはこの時期にしか見る事が出来ない、雪の大谷を進んでいきます。
今年は立山黒部アルペンルート全線開通50周年という事もあり、例年はバスがすれ違えるように2車線除雪のところ1車線除雪になっており雪の壁が近くて迫力がありますよ。
室堂駅
美女平から立山高原バスで50分ようやく室堂到着です。
本来なら、ここから長野に抜けるのに室堂で立山トンネルトロリーバスに乗り換えて立山黒部アルペンルートは続きますが、今回はここまでです。
快適な車内温度に慣れて後に、標高2,450mで気温2℃の室堂に到着したので寒くて上着を着こみます。
いざ!雷鳥沢へ
室堂駅から雷鳥沢キャンプ場までは徒歩で50分の道のりですが、立山玉殿の湧水の付近では修学旅行の学生達が雪合戦をしていました。
立山玉殿の湧水
ルートは室堂駅があるホテル立山の目の前の立山玉殿の湧水から赤丸のルートを通り雷鳥沢を目指します。
5月下旬ではありますが、みくりが池方面は所々残雪で歩きにくいです。
自分達はブーツを履いてきていたので問題がありませんでしたが、スニーカーの方も結構いたので、行く場合は注意しましょう。
みくりが池
立山玉殿の湧水から、徒歩10分ほどでみくりが池に到着しますが、この時期は残雪に覆われており、池の全貌が分からないです。
みくりが池沿いに5分程歩くとあるのが、みくりが池温泉です。
みくりが池温泉
ここまでくると地獄谷の硫黄のツーンとした匂いが鼻につきますが、雷鳥沢でキャンプをする場合には、事前にここで温泉に入るのも良さそうですね。
この先は、みくりが池の北側の分岐路で、ここで雷鳥沢方面に向かいます。
エンマ台(地獄谷展望台)
分岐路そばにはエンマ台(地獄谷展望台)があり、日本三霊山のひとつの立山信仰にある地獄の様相で、池から火山ガスがブクブクと湧き出ています。
そして、少し進むと、らいちょう温泉雷鳥荘がみえますが、ちょっと遠いですね。
ここからは残雪の中、りんどう池方面へ下りていきます。
ようやく残雪を抜けたかと思ったら、石畳のコースが蛇行しているのが分かり沢山歩く必要があるので心がくじそうになりますね~w
らいちょう温泉雷鳥荘
エンマ台(地獄谷展望台)から徒歩20分で、らいちょう温泉雷鳥荘に到着しますが、溶け始めた残雪は滑りやすく歩きにくいので結構疲れます。
そして、地獄谷の火山ガスの匂いはここも酷く硫黄の影響で残雪までも黄色くなっている中、下った先に雷鳥沢ヒュッテが見れますが、傾斜がキツク下った後に戻ってくる事を考えると素直に下山出来ません。
一応、少し残雪の中下っていくと…
雷鳥沢キャンプ場
やっと、雷鳥沢キャンプ場がようやく見えてきます。
少し遠いので、望遠にすると緑色のテントが一つだけ立っていますね。
雷鳥沢キャンプ場を見る事が出来たので今回のミッションは完了で、途中引き返して、らいちょう温泉雷鳥荘で休憩です。
概ね、雪が無ければ40~50分くらいで室堂駅から行けそうな事も分かったし、軽装備のキャンプ道具を持ってくるなら何とかなりそうです。
休憩(コーヒータイム)
硫黄臭い中ではありますが歩き疲れたので、ちょっと遅めの10時のおやつです。
今回は、山ケトル900、バーナー、水900㎖、コーヒー、お菓子類を持参しましたが、次回はこの何倍の荷物を担いでくるのがちょっと不安にはなりましたが、よい下見になりましたよ。
ユニフレーム 山ケトル900
Net Delight Japan
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SOTO レギュレーターストーブ ST-310
707SHOP
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ライチョウ発見
休憩後に帰り道に人だかりがあり、何事か聞いてみたらライチョウがいるらしく、何とか写真に収める事が出来ました。
つがいのライチョウがいましたが、樹木に上手く溶け込んでおり分かりにくく、自分だったら発見できなかったと思います。
足の悪い嫁さんも、苦労しながら何とか戻ってこれたので小さいお子さんでも、大丈夫そうな道なりでした。
そして、子供の頃に登っただけですが、機会があれば立山の頂上にももう一度登ってみたいですね。
ホテル立山(昼食)
12時前にホテル立山に到着しお昼ご飯です。
どれも美味しそうですが、やはり山なので少々値段は高めです。
ホテル立山利用券が一人1,800円の理由が良く分かりますが、富山お土産クーポン2,000円分を使った方がお得ですね。
店員さんに聞くと、ホテル立山利用券の裏を見ると実は食事券以外にも他にも使え、お土産も購入できるみたいなので、絶対ここでは富山おみやげクーポンを使った方が、ドリンクも付くのでお得です!
だって、コーヒーが一杯800円は高過ぎですからねw
そして、注文したのが、とやまポークごぼう重のドリンクセットと、白海老唐揚げ丼のドリンクセットです。
食後に、900円分の利用券でシフォンケーキを注文しましたが、雷鳥のクッキーが可愛いですし、結構な大きさなので2人でシェアしても十分です。
雪の大谷
食後は運動を兼ねて、バスで通ってきた雪の大谷を見に行きます。
バスターターミナルには、除雪車の五代目『立山熊太郎』が展示してありますが、大きいスクリューがないと豪雪地帯の除雪は不可能ですよね。
そして、室堂駅から雪の大谷までは約400~500m程ですが、除雪されているので歩きやすいですね。
途中、雪の大谷木看板の上に雷鳥のぬいぐるみが可愛いですね。
徐々に雪の壁が高くなってきますが、ここで高さは約5~6mくらいです
奥へ行くと、雪の大谷最高地点の1車線の場所に来ますが、今年のGWのアルペンルート開通時は高さが14mで、そこから溶けて5月下旬でも12mもありますよ。
お土産タイム
富山県民でありながら初めての雪の大谷を堪能し、ホテル立山の戻って利用券でお土産を購入しますが、なんとノースフェイスのホテル立山店がある事にビックリですw
14時の帰りのバスまでは、屋上でコーヒーを飲んで帰路に着きました。
立山黒部アルペンルートと雷鳥沢キャンプ場!
自分のように立山には行った事があるが、富山県を代表する観光である雪の大谷を見た事がない県民も多いので、今回のような激安ツアーを今後もあれば有難いですね。
そして、今回は室堂にある雷鳥沢キャンプ場の下見が主の目的でしたが、残雪があり足元のコンディションが悪い状況下でも行くことが出来て参考になりました。
これで、夏キャンプのシミュレーションも出来ますし、今まで車でのキャンプしかした事が無かったので、夏の雷鳥沢キャンプがより楽しみになりました。