キャンプで楽しみなキャンプ飯ですが、ソロキャンプでアルミ飯盒メスティンがあれば手軽にごはんが炊けて便利です。
また、メスティンを使ったレシピも種類が豊富で、ソロキャンプで料理を楽しみたい方にもおススメのクッカーです。
ソロキャンプで炊飯ならメスティン!
ソロキャンプでの楽しみ方のひとつは、自分の好きな食べ物を好きな時間に食べる事が出来る事です。
特に、家庭を持っている自分としては凄い贅沢な事なんです。
肉好きなら豪快に大きなステーキも焼けるし、魚好きなら焼き魚以外にも刺身も何でも選べます。
ソロキャンプで炊飯は意外と面倒?
ソロキャンプは自分の食べたい料理を作れるメリットがある反面、意外に面倒なのが一人用のごはんを炊く事です。
しかも、キャンプといったら飯盒炊飯と思われるかもしれませんが、ファミリーキャンプで米3~4合炊くなら分かりますが、ソロで1合以下しか炊かないのなら、時間と後片付けを考えると意外と面倒なんです。
そのため、以前のソロキャンプでは基本的に自宅で残った冷凍御飯を保冷剤代わりに持ってきて、混ぜご飯やリゾットにして温めて調理する事がほとんどでした。
⇩オイルサーディンライスの記事です⇩
しかし、たまには白いご飯が食べたくなり、以前からソロキャンプ用の炊飯器として、トランギアのメスティンが欲しいなと思っていました。
トランギア メスティン
そんなときに地元のアウトドアショップで、トランギアのメスティンが売っており、ソロを本格的に始めたら欲しいなと思っていたんです。
しかし、いざソロキャンプを始めてネットで買おうとすると入手困難もあり定価の2~3倍で売買されており、地元のショップもいくつか回りましたが入手できず悔しい思いをしておりました。
そんな中、先日たまたま寄った白馬のノースフェイスで奇跡が…
アウトドアディスプレイ用商品のような感じで、トランギアのメスティンが定価で売っていたんです。
今でこそ、トランギアの増産もあり比較的入手できるようになっていますが、2019年~2020年頃は定価で入手するのは難しかったんです。
trangia メスティン TR-210
ウォッチリスト
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そもそも、トランギアのメスティンはスウェーデン製アルミ飯盒で元祖メスティン的な印象もあり、転売ヤーのせいで高過ぎなんですよ。
今では、メスティン(アルミ飯盒の名称)は、人気アイテムで各社から販売されています。
トランギア メスティンは粗悪品?
実際、トランギアのメスティンはリベットのそばにTrangiaの刻印があります。
そして、フチ部分には鋭利なバリが残っており、このまま使用する際には少々危ないです。
また、素材がアルミで焦げ付き易いのも難点ですが、炊飯量が少量なソロ用で色んな料理にも利用でき、入れ物にも使える事から入手困難なんです。
⇩入手困難なキャンプギアの記事です⇩
各社のメスティン!
ちなみにトランギア製以外のメスティン(アルミ飯盒)ならネットでもホームセンターでも簡単に手に入るし、バリもなくてより安全です。
キャンパーズコレクション メスティン
ヒロセ ネットショップ
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キャンプテンスタッグ メスティン
Beauty CAPSULE
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ロゴス メスティン
エレファントSPORTS PayPayモール店
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各社アルミ飯盒ではありますが、ハンドルや表面処理を変えたりしており、最近では種類が豊富ですよ。
トランギアのメスティンは使う前のシーズニングが必須!
入手困難のトランギアのメスティンですが、他メーカーに比べてバリが酷く使用前に色々手を施す必要があります。
メスティンのバリ取りをしよう!
そもそも、バリとは加工などの切断・切削の際に、加工面に生ずる不要な突起の事を言います。
最初に300番台(粗目)、次に1000番台(仕上げ)のサンドペーパーの2種類を用意してバリ取りをしていきます。
特に口を付ける部分は危険ですので、まずは粗目のサンドペーパーで削っていき滑らかに仕上げる必要があります。
バリ取りを綺麗にしていないと、その部分で手を切ったりする事が有り得るので丁寧に処理していきましょう。
メスティンの油膜や汚れをとろう!
バリ取りをする事で、削った細かい金属片が付着していますので、中性洗剤で良く洗っていく必要があります。
そして、この後にコーティングを施していくので、油膜などが付いていない状況まで洗っておきたいですね。
メスティンをコメ砥ぎ汁で煮る!
メスティンの素材はアルミでアルミ臭があるため、メスティン全体を砥ぎ汁で煮る事で臭いも取る事が出来ます。
また、アルマイト加工(皮膜加工)されていないため、シーズニングをして膜を張ってあげないと底が焦げ付く可能性があるため、砥ぎ汁で塗膜を張ってやります。
その後は、洗剤を使わず洗って乾かせばシーズニングの終了です。
※中性洗剤で洗うと、折角の塗膜が剥がれるので注意が必要!
メスティンで自動炊飯をチャレンジ!
それでは、シーズニングも終了し、早速米を炊いていきますが、今回使用する物は100均セリアに売っている五徳と固形燃料です。
まあ、この両方はダイソーでも売っていますので、どちらのメーカーでもOKですw
このように五徳の中の固形燃料に火を点け、上にメスティンを置いておくだけです。
時間にすると約15分前後固形燃料が燃焼しますが、その間は完全放置プレイです。
火が消えた後は、タオルに巻いてメスティンを逆さまにして15分ほど蒸らします。
蒸らした後、蓋を取れば焦げ付きもせず上手く米(1合)が炊けていましたよ!
メスティン炊飯の注意点!
メスティンで炊飯する為には注意することは…
- リベット(留め具)中心まで水を入れる(1合の場合)
- 米を30分以上水に浸しておく
- 燃焼時間と同じ時間冷まさず裏返しにして蒸らす
以上の3点の注意点を守るだけで、自動炊飯でも十分美味しいご飯が炊けますよ。
メスティンはシーズニング必要?
メスティンについては、鋳物でないしシーズニングする必要があるのか? そのまま使っても問題ないのでは?という質問も多いですが…
結論としては、シーズニングはしなくても大丈夫です!
シーズニング要らないの?と思われますが、折角手に入れたキャンプギアなら愛着を持って、より使い易くするだけの事だと個人的には思います。
そもそも、簡単に焦げ付かないようなフッ素加工されたクッカーも多い中で、わざわざ手間がかかるメスティンが人気なのは、やはり不便なのが皆さん楽しいのだと思います。
それでは、せっかくキャンプを楽しむのなら愛着を持って、不便なキャンプギアを使ってみるのもキャンプの面白さですよ。