2021年の北陸富山の大雪は35年ぶりというほどに凄く、3日間での積雪が120cmを超え各地の交通状況は麻痺した影響で食品などは1週間近くスーパーにも並びませんでした。
しかし、そんな時こそ冬の雪中キャンプを楽しむには最適で地元の浜黒崎キャンプ場へ行ってきましたよ。
氷点下5℃の絶景と雪上キャンプ!
2021年豪雪の影響で暫くキャンプには行けず仕舞いで、ようやく雪も徐々に解けてきたところに、今年初の快晴の天気予報です。
しかも、運よく休日となれば雪上キャンプに行くしかないですよね!
ただ、雲一つない快晴なので放射冷却が気になりますが、キャンプ当日は富山県内でも氷点下4℃~11℃の極寒キャンプになりそうです。
道路の雪もある程度は解けたとはいえ、除雪がされていないキャンプ場に筆者の愛車MR-Sだとスタックの危険性があるので、今回は我が家から一番近い浜黒崎キャンプ場に決定です。
浜黒崎キャンプ場へ行こう!
我が家からは車で15分程の臨海キャンプ場の浜黒崎キャンプ場ですが、駐車場周辺は多少除雪もしてあり、MR-Sでも何とか乗り入れ可能でした。
浜黒崎キャンプ場に訪れたのは水曜日で定休日でしたが、事前下見で親切な管理人さんに定休日でもチェックイン時に開けてくれると言っていただき、雪上で完全ソロキャンプを敢行です。
⇩浜黒崎キャンプ場の記事です⇩
テンマクデザイン「サーカスTC DX」を設営しよう!
チェックインは本来13時ですが、定休日という事も有り早くからのチェックインでOKでしたので10時頃に訪れて設営場所を選びますが、テントサイトは雪が多かったので駐車場にテンマクデザイン「サーカスTC DX」を設営します。
テンマクデザイン「サーカスTC DX」
WILD-1
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⇩テンマクデザイン「サーカスTC DX」のレビュー記事です⇩
雲一つ無く雪と松と海越しの立山連峰のコントラストは、これぞ富山県を代表する絶景ですね。
実は、富山県内でも海沿いのキャンプ場はいくつかありますが、通年キャンプ場で雪上キャンプしながら立山連峰をみれるのはこの浜黒崎キャンプ場だけなんです。
雪の上で設営完了!
雪の上に無事設営も完了し、景色も良いのでサーカスTCDXをサイドフラップを建てて2方向解放します。
外気温が昼間でも氷点下と極寒なので、薪ストーブを点けていても寒く閉めちゃいましたよ。
チキンタイカレーを食べよう!
そして、今日の昼食はパパっと簡単にできる「いなばのチキンとタイカレー」で、メスティンと缶詰をそのまま薪ストーブで過熱していき完成です。
今日は、積雪もあるし久々のソロキャンプでズボラ飯ですが、マイルドなカレーの中に辛さがシッカリあって美味しいですね。
⇩チキンタイカレーのレシピ記事です⇩
キャンプで漫画を読もう!
今回のソロキャンプは、早目のチェックインで昼食も済ませ一人で過ごす時間がタップリあるので、昼食後からお酒を飲みながら薪ストーブで暖をとって寝袋に入ってマッタリと漫画タイムです。
読むのは女子高生4人が無人島に漂着してサバイバル生活をしていく「ソウナンですか?」ですけど、これはアウトドア知識を得るのにオススメです。
まあ、ほとんどがサバイバル知識ですけどね…w
ソウナンですか?全巻セット
漫画全巻ドットコムPayPayモール店
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湯めごこちで温泉に入ろう!
そして、漫画を読みながらお酒を飲んでいたので運転もできず、会社の後輩をキャンプ場に呼んで温泉に入りにいきますよ。
この浜黒崎キャンプ場そばには2カ所温泉があるのですが、実はキャンプ場定休日の水曜日が近場の温泉の定休日とは気付かず自宅近くまで戻ります。
舟橋立山天然温泉「湯めごこち」は、家からも近く何回か利用した事あるのですが露天風呂も広めで気持ち良く食事やマッサージ、散髪などもありマッタリできますよ。
夕食を作ろう!
温泉帰りにスーパーに寄って食材を購入し、夕飯の準備を始めます。
夕食は、ホルモン焼き、豚骨醤油鍋、和牛ステーキ、そしてツマミにサラミをいただきますが、これがまた酒が進むんですよね。
また、ステーキは前日に自宅で下処理してきたので焼くだけでも十分旨いですよ!
その後は、キムチ鍋とタンドリーチキンを焼いていきますが完全に食べすぎで、〆のキムチ雑炊は作れませんね。
氷点下で夜も絶景!
食後は夜も更けていき外気温は完全に氷点下ですが、外は海岸沿いの夜景が綺麗に見えて最高です。
春先の暖かい新月の晩なら、深夜にホタルイカの幻想的な光も見れそうですね。
そして、寒い中ランタンの火を消して寝袋に入り本日のキャンプは終了です。
浜黒崎キャンプ場(二日目)
昨晩寝たのは22時前と早く5時前には目を覚ましますが、テントの中でも気温は-5℃と寝袋から出ると流石に寒いです。
ただ、コットにインフレータブルマット、その上に電気毛布を敷いて氷点下15℃対応のダウンシュラフで眠れば、雪上でも全然寒く無く快適でしたよ。
⇩ダウンシュラフと電気毛布の記事です⇩
やはり、冬場はポータブル電源と電気毛布のセットは最強ですね。
キムチ雑炊を作ろう!
トイレに行く為に外に出ると流石に冷え込みが凄く、愛車MR-Sがカチコチに凍っています。
トイレから戻りすぐに薪ストーブに火を入れますが、このときがキャンプで生きている事をより実感する瞬間です。
そして、朝食に作るのは昨晩の残りのキムチ鍋に、家から持ってきた冷凍御飯をいれて薪ストーブで温めていきますよ。
御飯がキムチ鍋の汁を吸えばネギを散らして完成で、氷点下の中、キムチ鍋の辛さもあり体をポカポカと温めてくれて、具材にもキムチの味がシッカリついて超旨かったですよ。
コーヒーで体を温めよう!
氷点下で寒い雪上キャンプでキムチ雑炊いただいた後は、外も徐々に明るくなってきます。
食後には薪ストーブで沸かしたお湯でのホットコーヒーは格別ですね。
冬の日本海で気嵐をみよう!
時間も7時近くになり、太陽が立山連峰の裏側から登り始め朝焼けが奇麗です。
そして、このタイミングで見れるのが気嵐です!
気嵐【けあらし】とは、厳冬期の氷点下になる日に、海上や水上で見ることができる霧のことです。
海上に霧が立ちこめる様子は幻想的で、陸上の冷たい空気が海へゆっくりと流れ出し、海面の水蒸気を冷やして蒸発させ、霧(気嵐)が生まれるので、放射冷却で氷点下になる早朝にしか見る事が出来ない絶景です。
1年でも数回しか見れない気嵐が初めて見る事ができて大満足だったので、撤収を始めますが、薪ストーブの片付けはやっぱり面倒です。
しかし、薪ストーブの暖かさ雪上キャンプには欠かせないと改めて認識し、9時頃に浜黒崎キャンプ場を後にして今回のキャンプは終了です。
格安キャンプ費用【浜黒崎キャンプ場】
2021.1.20~1.21
- キャンプ場利用料:テント一張1,000円+入場料100円+駐車料金500円=1,600円
- 入浴費:780円(会員)
- 食費 :1,500円(アルコール含む)
総合計:3,880円
今回は、今年初めての雪上ソロキャンプで、しかも管理人もいない完ソロでしたがゆっくりとした時間の流れがあって、寒かったけど絶景も見れて大満足でした。