キャンプはテントやキャンプギアを一式購入してしまえば、その後はそれほどお金のかからない趣味の一つです。
しかし、テントキャンプギヤ以外に結構お金のかかるのが、焚き火や薪ストーブで使用する薪です。
薪を無料で入手しよう!
日に日に寒くなっていきますが、冬キャンプ準備の中でも最も早い内からしないといけないのは、実は薪の準備なんです!
一般的には寝具やストーブの準備が先のように感じますが、屋外で生活するキャンプでは早いうちから燃料の調達が重要になります。
特に冬キャンプで薪ストーブを使う我が家にとっては、この燃料調達をどうするのかが大事になってくるんですよ。
⇩我が家の薪ストーブの記事です⇩
近年までは石油ストーブで冬キャンプで使用していたので、燃料はガソリンスタンドで石油を買うだけでOKだったんですが、薪ストーブだと当然燃料は薪になりますからね。
薪の消費量と金額は?
我が家の薪ストーブはローベンスのコバクテントストーブで、夕方から就寝までの4~5時間だけでも一般的な薪を1束程消費し、日中テント内で籠っている場合だと1日3束前後消費する事になります。
ちなみに、薪の価格は針葉樹や広葉樹、そして樹種によってマチマチではありますが、相場は400~800円前後で、火持ちの良い広葉樹などは高めになります。
そういう意味では、2泊3日の冬キャンプで薪ストーブ使うと
3束 × 800円 = 2,400円 × 2日= 4,800円
になります。
そう考えると、薪ストーブの薪代は案外高いので自分で無料で入手できるならコスト的にも助かる訳です。
Twitterのフォロワーさんからの情報!
そんな中、自分のTwitterに同じ地元のフォロワーさんからDMがあり、地元の河川敷で薪の配布をしているとの情報が!
こういうフォロワーさんからの情報は有難いですね。
キャンプ燃料をタダで入手する方法!
そして、ご丁寧に詳細情報も貰ったので色々調べてみると…
国土交通省の富山河川国道事務所が、河川敷で伐採した樹木の無償提供をしているみたいなんです。
以前も他のフォロワーさんに他の河川敷の事を教えてもらったので、こういった無料配布は多そうです。
河川敷の薪用樹木無償提供
実は、河川敷の樹木を伐採するのは、洪水時などに流木になって橋などを破壊しない為で、どこの自治体や河川でも頻繁に行われているとの事
ですが、ここで1つの問題点が!!
何かというと、伐採樹木のサイズが…
直径10~60㎝前後で、長さが2~2.5mもあるんです!
自家用車じゃ運べないサイズで大きすぎます。
軽トラで伐採樹木を運ぼう!
上記の薪サイズの問題を解決する為には、致し方ないですが、今回は農業をしている友達の手を借ります。
この2m以上太さも20cm前後ある樹木を、30本まで持っていって良いとの事でしたが、そもそも軽トラに積み込むだけでも一苦労です。
結局、30本も載せれずなるべく真っすぐな20本を載せるので限界です。
中には、チェンソーを持参で現地で細かく切って運んでいる方もいたので、次回はそうする方が運びやすくて良さそうですね。
コレだと、自家用車でも十分運べますからね。
薪の玉切りに挑戦
運んできた20本ほどの伐採樹木を庭に並べます。
原木を足場にして、チェンソーで薪割りする前の玉切り状態に切っていきます。
長さは薪として使い易い30~40cmくらいに切っていきます。
ただ、小型エンジンのチェンソーだったので若干力不足で、硬めの広葉樹を切るには時間がかかり、結局軽トラで運んだり玉切りするだけであっという間に半日が過ぎます。
初めて、これだけの樹木を切りましたがチェンソーの振動で手が痺れちゃいました。
実際には20本ほどを4~5つに玉切りするので、合計100個ほどになります。
それに、立ったりしゃがんだりと何回もすると腰も痛くなってくるので、年寄りには厳しいですね。
しかし、このお陰で我が家は1年ほどは薪を買う必要がなさそうです。
薪割り
そして、本来であればここから斧を使って、薪割りをしていくべきなんでしょうが切った小口からある程度乾燥させないと薪割りはしんどいです。
そして流石に、これだけの数を斧だけで薪割りするには大変そうなので、簡単に薪割りできる秘密兵器を購入です。
Fkstyle
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季節的なのか在庫がなく入荷待ち状態で、自然乾燥させてから12月中に薪割りをする事になりそうです。
薪の乾燥はどれくらい?
ただ、薪割りをするのが12月だとしても、実際キャンプで使えるようになるには時間が掛かるんですよ。
ちなみに、皆さん薪割りをした薪ってすぐに使えると思っていませんか?
実は最低でも3ヶ月以上は乾かす必要があります。
何故かといえば、木に含まれている水分量をある程度抜かないと着火が悪かったり、爆ぜたり、燃焼時に煙が多く出たりするんです。
木材の含水率とは?
その為、その水分量である含水率を20%前後にしてあげる必要があります!
普通に樹木の場合は木の重量と、含まれている木の水分量はほぼ同じで含水率100%あり、伐採して原木状態で自然乾燥をさせると含水率を50%まで下げる事が出来ます。
例えば、住宅で使用する木材は大きめに加工して、自然乾燥&人工乾燥させて含水率を20%以下にしてから住宅建材として使用するんです。
ですから、玉切りと薪割りと自然乾燥で出来る範囲だと含水率20~30%が良いところで、そこを目指すわけなんですが、最後の工程の薪割りをしてから最低でも3ヶ月は自然乾燥させる必要があります。
という事は、今から薪割りしても使えるのは3~4カ月後で、しかも冬場になる為気温が低く自然乾燥に向かないので、問題なく使えるのは早くても春頃になりそうですね。
ちなみに、シッカリと乾燥させたいなら1~3年くらいは時間をかけた方が煙やススも少なく良いみたいですが、流石にそこまでは待てません。
薪を無料で入手しキャンプ燃料をタダで入手する方法!
実際、慌てて薪を入手しても実際半年近く使えないのであれば、残念では来年の我が家のキャンプの燃料費を軽減する意味では十分です。
実際、住宅関連の仕事柄から杉や檜の針葉樹の端材入手はできるので、他のキャンパーよりは年間の焚き火用の薪代は少なく、キャンプで使う薪に関しては毎年5,000円~10,000円前後購入しています。
ただ、本来薪ストーブを使うのなら火持ちの良い広葉樹を使う方が、薪をくべる回数も減らせ、煙突内のススの清掃も楽になる為に購入する必要があったのですが、こうやって河川敷で薪を無料で入手できるのは有難いです。
しかも、この木材を使用する事で地元の水害対策に繋がっているのなら一石二鳥ですしから、地元の河川敷の情報を頻繁に確認して見てはいかがですか。