
ハイエースでの車中泊で長崎市内の観光を楽しんだ三日目ですが、やはり九州までの強行軍もあって多少疲れは出てきました。
ただ本日は時間的にもゆとりがある中日なので、この後ものんびり車中泊の旅を続けながら本日の宿泊地である佐賀県の海中鳥居駐車場を目指しましょう!
海中鳥居駐車場で車中泊しよう!

長崎市内の観光を終えて、オランダ坂を通って次の目的地を目指しますよ。
雲仙温泉で地獄めぐりをしよう!

まず向かったのは昔の噴火して大きな被害があった雲仙普賢岳のそばにある雲仙温泉で、長崎市内からだと車で約90分ほどの道のりです。
雲仙の地獄めぐりは大叫喚やお糸、清七など地獄が約30カ所あり、江戸時代にはキリシタンの拷問場所でも知られ、ある意味ほかの地域の地獄よりも本当の地獄になっています。

そして、いたるところに間欠泉や蒸気が立ち上っており硫黄臭が鼻を突きますが、30分から60分ほどかけて地獄めぐりを楽しみましょう。

また疲れたら靴を脱いで地熱で脚を温める場所もあるので、のんびり散策するにはおススメですよ。
雲仙地獄工房で温泉たまごを食べよう!

起伏のある散策路を歩いたら、休憩がてら温泉たまごも販売しているので一服しましょう。
ただ温泉たまごは一個での購入がダメらしく、夫婦で2つ購入するので問題はありませんが1人旅の場合には世知辛いシステムに感じますね。

温泉街で温かいからかわかりませんが、猫が多くて温泉たまごを食べていると普通にベンチたテーブルに乗ってくるので注意が必要ですよ!
島原武家屋敷通りを歩こう!

雲仙で地獄めぐりを楽しんだ後は島原武家屋敷通りへ向かいます。
ここは江戸時代に島原藩徒士の屋敷が軒を連ねた地域で、現在もその一部の屋敷と街並みが保存されており邸宅が無料公開されています。

また無料駐車場も完備されているので、ここで車を停めてから島原城方面へ向かうのがおススメですよ。
島原城へ行こう!

武家屋敷通りを10分ほど歩くと島原城が見えてきますが、城の規模してはかなり大きく感じます。
そもそも島原城は1618年から、松倉豊後守重政が約7年の歳月をかけて築いたものですが、小国である島原藩以上の規模になっており、その分領民の年貢の税率が酷かったと言われています。

また、この島原地方や天草地方はキリスト教への帰依者が多く、江戸時代には年貢の重さとキリシタン弾圧などもあって島原の乱が発生し、一揆勢は近くの原城に立てこもり37,000人の殉教しています。

天守からは有明海を挟んで20㎞ほどしか離れていない熊本の山々を眺められますが、訪問時は若干雨がパラつく天気だったので奇麗には見えず少々残念でした。
みずほ温泉千年の湯で温泉に入ろう!

島原での観光を終えて佐賀方面に車を走らせますが、その前に寄ったのはみずほ温泉千年の湯です。
ここは有明海に面して露天風呂もあり遠くは多良岳山系が眺められ、泉質はナトリウム塩化物温泉でのんびりくつろげられ価格も500円とリーズナブルです。
雲仙多良シーライン展望所で諫早湾の夕日を見よう!

みずほ温泉千年の湯で温泉を堪能した後は、雲仙多良シーライン展望所へ向かいます。
ここは諫早湾の干拓事業で作られた締め切り堤防になっており、諫早湾干拓堤防道路が海上に走っている中間地点の堤防です。

太平洋戦争敗戦後の食糧難を解決するために「長崎大干拓構想」として作られましたが、実際は干拓地からの海水汚染など問題で漁業関係者を悩ましており今でも揉めていますが、残念ながら当日は天気が悪く夕日も見れませんでした。
ただ、食糧問題としてはこういう干拓事業をしながら、米の減反政策も進めているのが不思議ですね。
エレナ太良店で買い出しをしよう!

長崎県を出て佐賀県に入りますが、日曜日自宅を出発してすでに火曜日の夜なのでエレナ太良店で夕飯の食材などの買い出しを済ませます。
長崎、佐賀両県で多数出展している地元スーパーのエレナですから、せっかくだし地元産の食べ物を購入したいですね。
海中鳥居駐車場で夕食を作ろう!

買い出しも終わり、本日の宿泊地である大魚神社 海中鳥居の駐車場に到着したのは19時頃です。

あたりは真っ暗なので早速夕食準備をはじめ、ご飯や味噌汁を作って先ほど買ったチキン、蒲鉾、サラダをAwada グリルパンにのせて有明海産の海苔で夜ご飯にしましょう。
Awada グリルパン

ほとんど出来合いの夕食ではありますが、車中泊の旅なのでこれで十分美味しくいただけて、その後は動画を視聴しながら22時頃には就寝してこの日の車中泊は終了です。
海中鳥居駐車場(二日目)

翌朝は早めの5時頃に起きて身支度を整えていきましょう。

実はここ大魚神社の海中鳥居駐車場は、海に建てられた複数の鳥居上に日の出が上がる絶景スポットなんですよ。
洋風ツナ豆乳ライスを作ろう!

嫁さんが化粧をしている間に、筆者は豆乳を使って洋風ツナ豆乳ライスを作っていきましょう。

今回の車中泊では要冷蔵の食材を極力減らし、ハイエースの車内でも簡単に調理できるものを考えてきましたが、ジャーマンポテトの素を使うおかげでスパイシーな味付けになって美味しかったですよ。
海中鳥居で日の出を見よう!

朝食を食べながら日の出を待ちますが、6時前には観光客も増えてきます。

ただ、この日は干潮の時間で海の鳥居には潮が引いてあまり奇麗ではなく、しかも雲に遮られて一向に朝日が見えません。

最終的には6時半頃まで粘ってみましたが、鳥居上の日の出どころか朝日を拝めずに撤収をして本日最初の目的地に向かいましょう。
祐徳稲荷神社 参道を歩こう!

海中鳥居を後にして、車で30分ほどの祐徳稲荷神社へ向かいます。
祐徳稲荷神社には有料駐車場がありますが、参道入り口には参詣者の無料駐車場があり、お土産屋が立ち並ぶ参道を歩くことができます。

日中であれば嫁さんが土産物に気を取られてしましますが、早朝なのでどこも開いておらず、10分も歩けば日本三大稲荷の祐徳稲荷神社に到着です。
祐徳稲荷神社に参詣しよう!

駐車場から参道を抜けて徒歩10分で祐徳稲荷神社に到着ですが、神社という事もあり境内は24時間開いているので、観光客の少ない早朝に参詣しましょう。
祐徳稲荷神社は日本三大稲荷の一つに数えられ商売繁昌、家運繁栄、大漁満足、交通安全等種々の祈願が絶えません。

また境内は広くとても奥の院まで参詣するのは難しく、岩場の崖地に作られた御本殿だけの参拝ですが朱色の柱材は存在感が凄くて願い事が成就されそうですね。
唐津城へ行こう!

祐徳稲荷神社を参詣した後は唐津城へ向かって、これで今回の旅で長崎~佐賀をグルっと一周してきたことになります。
朝鮮出兵時の名護屋城の解体資材を使い作られた唐津城には近江から派遣された穴太衆をはじめ、九州各地の石工達が造った野面積が多く用いられている他、打込み、切り込み式等が多種の石垣の積み方が見れる珍しい城なんです。

また当日はようやく晴れ間も増えてきて桜とのコントラストも奇麗です。

天守からは東側には虹の松原も眺めれて、やはり海のそばに建っている城は風光明媚な感じがして絶景ですね。
虹の松原を歩こう!

唐津城を登城した後は、車で虹の松原に移動して散策してみましょう。
日本三大松原のひとつで江戸初期の唐津藩主寺沢広高が新田開発の一環として、もともとの自然林から防風林や防砂林として植樹を行ったのが始まりです。

また総延長5km100万本のクロマツの松原ですが、ここからも先ほど訪れた唐津城が眺めれますね。
ちなみに他の日本三大松原は、静岡県の三保松原、福井県の気比の松原がありますが、筆者の地元近県の気比の松原へは行ったことがないので、近いうちに訪れてみたいですねw
糸島のトトロの森を歩こう!

唐津の虹の松原を横目に、今度は福岡県にの糸島に向けて出発し向かうのは糸島のトトロの森です。
ここの丘にはヤブツバキ等の樹木が遊歩道に覆い被さるトンネル状で生えており、まるでトトロを追いかけ森を進むメイちゃん気分を味わう事ができますよ。

そして、トンネルを超えた先の頂上の展望台からは雄大な玄界灘を一望できますよ。
ハイエースでパスタを作ろう!

トトロの森を抜けて絶景を堪能した後は、駐車場に戻って昼食にパスタを作っていきましょう。

この後も糸島で少し観光する予定なので、まずはハイエースの車内でミートソースパスタをいただきます。
Awada グリルパンを使えば茹で汁も少なく済むし表面加工もされているので、ティッシュで拭いて仕上げにウエットシートを使えば後片付けも簡単ですよ!
Awada グリルパン
それでは昼食後も車中泊の旅は続きますが長くなるので、続編もお楽しみに!
今回の車中泊費用【海中鳥居駐車場】
2025.4.1~4.2
- 海中鳥居駐車場:無料
- 温泉たまご:200円
- 島原城:1,120円
- みずほ温泉:1,000円
- 食材費:2,345円
- 唐津城:500円
- 駐車場:100円
合計費用:5,265円
雲仙以降から観光をしながらの外食を控える事で夫婦二人で一日この価格ならかなりリーズナブルといえますね!