キャンプやアウトドアなどで、鉄板やスキレットを使われる方は多いではないでしょうか?
今回はキャンプなどに欠かせない、鉄板やスキレットの初期作業としてシーズニングについて説明していきますよ。
シーズニングをしよう!
そもそも、シーズニングとはどういう意味なんでしょうか?
シーズニングの意味とは!
実はシーズニングという意味は2通りの使い方がされています。
1つ目の意味!
まず最初にシーズニングという言葉を辞書で調べると出てくるのが、「調味料」や「乾燥」という意味から派生した「粉末の調味料」で…
最近では、スパイスとハーブに、塩や調味料をブレンドしたもものや、味つけ・風味づけが手軽にできて便利なシーズニングスパイスの事です。
まあ、自分もキャンプではこういったシーズニングスパイスを多用しますが、今回はこの事ではありません。
2つ目の意味!
また、今日ご紹介したのはシーズニング=乾燥から転じて、鉄製のフライパンやスキレット、鉄板などをサビ防止のために表面を油で慣らす手入れ方法です。
シーズニングが必要な物は案外多い!
筆者が自宅やキャンプで使う調理器具は、ほとんどがシーズニングが必要な物ばっかりなんです。
フィスラー「ステンレス 9点セット」
セレクトショップリブレ
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フィスラーのステンレス構造は秀逸なのですが、焦げ付き防止のフッ素やテフロンコーティングはされていないので、使う前にはシーズニングが必要です。
及源鋳造「ノーマルスキレット」
セレクトショップリブレ
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及源鋳造「煮込み鍋」
キッチングッズ柳屋 ヤフー店
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自宅やキャンプでも使うのが南部鉄器の及源鋳造スキレットや煮込み鍋で、こちらもシーズニング必要ですが、耐久性が高く20年経った今でも愛用しています。
ロゴス 「LOGOSの森林 スモークポット」
山渓オンラインショップYahoo!店
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また、ソロやデュオキャンプで使っているのがロゴス「LOGOSの森林 スモークポット」は、鋳物なのでシーズニングが必要なんです。
⇩ロゴス LOGOSの森林 スモークポットの記事です⇩
ターク(turk)「ロースト深型28㎝」
葉山セレクト イノセンス
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ターク(turk)「ロースト深型28㎝」も自宅だけではなく、キャンプでも愛用しているフライパンですが、こちらもシーズニングが必要になります。
⇩ターク(turk)「ロースト深型28㎝」のレビュー記事です⇩
まだ、いくつかシーズニングが必要な調理具はありますが、案外と身の回りにシーズニングが必要な調理器具が多いのが実情です。
笑’s「B-GO」グリルプレートをシーズニングしよう!
筆者がソロキャンプで愛用しているのが笑’s「B-GO」焚火台で、今回シーズニングが必要なのは、オプション品のグリルプレートです。
⇩笑’sのB-GOの記事です⇩
笑’s「B-GO 3点セット」
Heimat berg
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笑’s「B-GO 3点セット」 に付属しているグリルプレートは焼き料理に最適な2.3mm厚の黒皮鉄板プレートで美味しくステーキなどが焼けますが、最初にはシーズニングが必要になっています。
そもそも、この手の鉄製のプレートは未使用でも錆びる事があるため、表面には錆止めコーティングがしてあり、まずはそれを空焼きして剥がした後に錆止めの油を塗る必要があるんです。
笑’s「B-GO」グリルプレートをシーズニングの方法!
①洗剤で洗おう!
シーズニングの最初にする事は、グリルプレートを中性洗剤などで洗う事です。
鉄板表面に汚れの付着があると、空焼きの際に汚れの付着が残るのでタワシなどで表面の汚れを剥ぎ取るような洗いましょう。
②グリルプレートを空焼きしよう!
グリルプレートを洗った後は、乾かして直接火にかけます。
筆者宅はオール電化住宅のIHのためカセットコンロを使用しますが、スキレットやフライパンはIHでもシーズニングができますよ。
③全体に火をかける!
火をかけている部分のコーティングが取れてくると、黒く焦げた後に白くなってきますが、これが表面のコーティングなので全体的に場所を変えて火にかけていきましょう。
④油で馴染ませよう!
火を消すか弱め、空焼きが終って錆止めコーティングが剥がれたところに油を塗り込んだ後で、②~③の作業を数回繰り返して、最後に表面を油で馴染ませクズ野菜などを焦げるまで炒める事により、鉄の匂いや味をくず野菜に移し処分しましょう。
⑤シーズニング完了!
シーズニングだけで汚れた感じがしますが、これで何を焼いても焦げ付きやすい事は防げ、これでシーズニングは完了です。
また、使用しながら油を馴染ませていくと全体的に真っ黒になってくると、グリルプレートに食材が焼き付く事もなくなりますので美味しく鉄板調理が可能になりますよ。
シーズニングは必ずしよう!
今回はシーズニングの流れを説明しましたが、やっぱり面倒臭い作業と思われる方も多いはずです。
ただ、フッ素加工の物に比べ鉄製調理具はシーズニングを経て長年使っていく事で、油が馴染み汚れが取り易くなり丈夫で長持ちするので、コスパも良いのが特徴です。
筆者は20年近いスキレットも現在も愛用しているので、しっかり最初にシーズニングをして長く愛用していく事を検討してみてはいかがでしょうか。