冬キャンプで念入りに準備しておかないと痛い目に合うのが就寝時で、特に地面からの底冷え対策はシッカリしておきたいものです。
しかし、暖かいダウンシュラフは高価で家族全員分用意すると莫大な金額になってしまいますので、なるべくお金をかけずに快眠する工夫を考えていきましょう。
冬キャンプの超重要ポイント!
キャンプをするにも虫が苦手!という方は、虫がいないこれからの冬の時期にキャンプを始めるのも良いかもしれません。
また、漫画&アニメ&実写ドラマの『ゆるキャン△』の影響で、冬キャンプ人口も近年増えたみたいですが、冬のキャンプは舐めてかかると最悪の結果に繋がりますよ。
ゆるキャン△ (1-12巻 最新刊) 全巻セット
漫画全巻ドットコムPayPayモール店
|
冬キャンプは寒くないの?
よく『ゆるキャン△』のように緩く冬キャンプを始めれると思っている方は多いですが、実はこれが大きな間違いです。
寒い環境下での冬キャンプは、他の季節以上にシッカリした準備が必要で、特に寒さ対策を万全にする必要があります。
もちろん、一日中寒い訳でなく昼間はストーブや焚き火で暖を取る事が出来るので、そこまで寒さを感じません。
⇩関連記事です⇩
冬キャンプの就寝時は極寒!?
冬キャンプの昼間は暖房でヌクヌクに暖かく生活できたとしても、就寝時は焚き火もできず一酸化炭素中毒の危険性からストーブも消すので、自ずとテント内は寒くなります。
もちろん、寝始めは暖かく問題ありませんが、深夜から朝方にかけてのテント内の温度は外気温と変わらなくなるので、場合によってはテント内でも氷点下になります。
そして、就寝時に冷えを感じると寝れず翌朝以降の体力面にも繋がりますので、快眠できる事はキャンプでは重要です。
我が家の冬キャンプでの工夫!
我が家も冬キャンプをしますが、その時に気を付ける事は寒い地域は控え、外気温が氷点下を下回らない地域に行く事が重要です。
中には、深夜に氷点下10℃になってしまった事もありますが、我が家は3シーズン寝袋を工夫して何とか寒さを乗り切っている事が多いです。
⇩氷点下10℃での冬キャンプの記事です⇩
Naturehike ミニウルトラライト封筒型シュラフ
我が家がファミリーキャンプでは、Naturehike製の封筒型寝袋を使っておりコンパクトで荷物を減らせますが、防寒性能は最低使用気温9度、快適温度15度から20度なので、とてもコレだけ冬キャンプは絶対に乗り切れません!
ドラッグスーパー alude
|
⇩Naturehike ミニウルトラライト封筒型シュラフの記事です⇩
そのため、Naturehike ミニウルトラライト封筒型シュラフに+αの工夫として厚着、毛布、カイロなどを使い暖かく眠っています。
お金をかけず快眠する工夫とは!?
冬キャンプで重要なのは就寝時だと理解されたかと思いますが、まずは寝袋の性能について考えてみましょう。
形状や素材で変わる寝袋性能!
寝袋は大きく分けると2種類の形状に分類できます。
一般的には封筒型かマミー型ですが、特に暖かさを考える上で重要なのが寝袋内の素材です。
素材は化学繊維系(化繊)か、ダウン系(羽毛)に分けられます。
封筒型
一般的にホームセンターなどでも安く売っているのは上記の封筒型寝袋で、中身は化学繊維で出来ていく事が多く格安で購入する事が可能です。
その分、保温性能も低めですから春・夏・秋といった3シーズンのものが多く、本当に安い物は夏しか使えない寝袋もあります。
また、中綿が化学繊維の為にダウンに比べて圧縮がしにくく、サイズは大きめになりがちでファミリーキャンプの際は家族分の寝袋を運ぶ事自体大変です。
以上の事から化繊封筒型寝袋は、格安で購入できるのは良い反面、肩から上の部分が外気に触れやすく、素材的にも保温性が低いために冬キャンプにはオススメ出来ませんね。
マミー型
マミー型の良い点は、寒い時期のキャンプには最適で、中に入ると首元や頭もすっぽり包み込んでくれますので、外気と接する面が顔だけになるので冬キャンプに適した形状になっています。
そして、マミー型は化繊もダウンも両方ありますがダウンについては、羽毛布団のようにダウンが適度に空気層を作る事で非常に暖かいです。
そして、保温性能は非常に高く、氷点下30度以下で運用可能な寝袋までありますが、逆に暑すぎて寝汗をかいたりする可能性もあるので、使用する時期や最低気温などを考えて利用したいですね。
また、ダウンは化学繊維に比べて圧縮率に優れておりコンパクトに収納して持ち運びができる反面、使用しないときは収納袋から出して外気に触れさせながら保管しないといけない事がデメリットですね。
ちなみに化繊のマミー型寝袋も種類はありますが一番問題は大きさで、その分価格はダウンよりは安くなるので、冬キャンプで積載に余裕があるのであれば、化繊でもいいかもしれませんね。
ダウンは高い!
ダウンは確かに暖かいのですが、最大のデメリットは価格です。
例えば、化繊の封筒型寝袋だと1,000円程で購入できますが、ダウンの国産マミー型寝袋の場合は30,000円~70,000円くらいが相場になります。
エエッ!?
Σ( ̄□ ̄|||)
高過ぎる…!
キャンプ場で使えるコンパクトな羽毛布団と思えば、相場的にはそれくらいなのが納得できますが、とても家族全員分を揃える事は出来ませんねw
冬キャンプの寝具の考え方
ダウンシュラフを家族分揃えるのは金銭的に難しいため、個人的にはオススメなのが地面からの冷えを遮断するのが厚めのインフレータブルマットです。
インフレータブルマットを使えば、厚着&靴下で3シーズン寝袋と毛布を利用すれば0℃くらいまでなら快適に眠れますし、マットは他シーズンにも使えるのでお得です。
ハイランダー スエードインフレーターマット(枕付きタイプ) 5.0cm シングル
我が家で使用しているハイランダー製のインフレータブルマットですが、冬場は底冷えをキチンと防いでくれます。
ナチュラム PayPayモール店
|
ハイランダー スエードインフレーターマット(枕付きタイプ) 5.0cm ダブル
ナチュラム PayPayモール店
|
Bears Rock(ベアーズロック)キャンプマット 厚さ 8cm
キャンプ以外の車中泊でも愛用しているのは厚みがあるBears Rock(ベアーズロック)のキャンプマットですが、より厚みがあるので冬キャンプにも効果的です。
ウィンフィールドリレイ
|
お金をかけずに寒さを軽減し快眠する工夫!
以上のように冬キャンプ重要なのは、快適に眠れるどうかです!
お金を出してダウンシュラフを使うのが一番ではありますが、家族分ともなると大きな出費です。
それに、今ある装備を工夫するだけで、あまりお金をかけずに快適に就寝できるのであれば、一度は試してみられても良いのではないでしょうか?
例えば…
- なるべく暖かい日や温暖な地域で冬キャンプをする
- 3シーズンシュラフ+毛布や厚着
- カイロや湯たんぽ使用
- インフレータブルマットを使用
これでも駄目なら、買えば良いだけですしね。
最後になりますが、高価な寝袋を買わずに冬キャンプでも自分の持っている物次第で、格安に暖かく快適に過ごす事は十分に可能ですので、まずは知恵を絞ってみるところから始めてみてはいかがですか?